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東周列国 春秋編 第二十七集

 これでDVD九枚目も終り、残り一枚である。

 先王を殺し、まんまと王座についた公子光は呉王闔閭となった。早速復讐の為に楚へ兵を出してもらおうとする伍子胥に対して、その前に整えなければならない三つの条件があるとずうずうしくも言い出す闔閭。その条件とは、
ひとつ、一対の宝剣を作って祭壇にささげること。
ふたつ、先王の息子である慶忌を殺すこと。
みっつ、戦に勝つ為に兵法家を見つけること。
 こいつホントにやる気あるのかという気がしないでもないが、伍子胥はこれを請け負うのであった。

 そのころ、楚から左大臣の息子である伯否が亡命してきた。王の馬車の前にいきなり飛び出してきて馬を暴走させたことで、殺されそうになるが、伍子胥は自分とおなじく楚に迫害された境遇にある彼を哀れに思い、王にとりなして許してもらった。

 だが、この伯否はとんだ食わせ物だった。ひとつめの条件である宝剣作りは、干将・莫耶という刀鍛冶の夫婦が行っていたのだが、伯否は王の歓心を買おうと二人に勝手な命令を出す。さらに、言うことを聞かせる為に二人の弟子達を殺してしまう。そして干将・莫耶は自ら炉に身を投げることで宝剣を完成させ、この手柄によって伯否は大臣の位を得た。

 二つ目の条件である慶忌暗殺は、伍子胥が天下の壮士を広く集め実行者を選んでいた。そして選ばれたのは要離という男だったが、彼の姿を見た闔閭は、要離がまったく風采の上がらない男であったために失望する。すると要離は自らの腕を切り落とし、さらに妻子の命を差し出すことで闔閭に認めてもらう。
 そして首尾よく慶忌の暗殺に成功するのだが、妻子もなく一人生き延びた要離は結局自害するのであった。

 そして最後の条件である兵法家を探す伍子胥は、竹林にこもって兵法をまとめ上げていた孫武を見つけ出す。そして闔閭に引き合わせるのだが、闔閭はなかなか信じようとしない。そこで、実際に兵を率いて演習をさせてみようということになった。しかし、孫武は兵ではなく、闔閭の歌姫達を率いて演習をするという。馬鹿にして見ていた闔閭の前で、孫武は演習を始めるが、案の定全く言うことを聞かない歌姫達。すると孫武は軍規違反として、隊長役の二人を処刑しようとする。慌てて止めようとする闔閭であったが、兵権をあずかった以上、軍命にはだれであっても従わなければならないとつっぱねられ、結局孫武の言う通り、二人は処刑される。そして再会された演習では歌姫達は見事に指示に従うのであった。

 こうして全ての準備が整い、いよいよ楚への侵攻が始まることになった。

 ……復讐を託すのがこんな王さまでいいのでしょうか? なんかやってることが楚の平王と大差ないような気がするぞ。特に宝剣を手にしてうっとりしているところとか、最高に気分悪かったんだが(^^;
 そして例によって腰巾着男、伯否。この手の人間は後の災いになるのはただでさえ見えているのに、さらに不安に拍車をかけるナレーション(笑) だいたい、工期が遅れたら職人を斬るって、それじゃますます遅れるだろうに。アフォだこいつ(でもリアルにこの手の人っているんだよな(鬱))
 しかし、要離のエピソードも後味悪かったな。その前にさんざん妻子との団らんを見せつけといてその結末かい。殺された慶忌は闔閭よりもずっと出来た人物に見えるだけに余計にそう感じる。

 伍子胥は頭は悪くないのだから、自分がやっていることも、その影響もわかっているのだろう。それでも仇を討ちたい気持ちは変らない、すべては復讐のため。
 さて、どうやらその時がやってきたようなのだが……。 
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Comment

No title

>三つの条件
ほんと図々しいですよね(^^;
助けてもらっておいて、王になった途端にソレかよ、という…
伍子胥の怒りや苛立ちを我々が共有しているだけに、
いきなりのこの理不尽なおあずけはかなり腹が立ったのでした。
(しかもやってることがアレだし…)

2008.08.03 (Sun) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

この王に仕えたことも、伍子胥にとって不幸だったのでしょう。もし仮に、こいつが邪魔をしなかったら、もっと早くに仇撃ちも出来て、別の目的を見つけだすこともできたかもしれないのに。
……なんか、平王よりもこいつのほうが罪深いような気がしてきました。

2008.08.03 (Sun) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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