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東周列国 春秋編 第二十五集

 ラストスパートに向けてタメの回

 暴君だった楚の霊王は狩に出た時に領民に殺されてしまう(ほんとうに道端でのたれ死んでいるのにびっくりである)。その死体をたまたま見つけた費無极は、遺体の首とそこにあった玉壁を手みやげに新しい王である平王にとりいることに成功する。そして、みなれた腰巾着トークですっかり重用されるようになってしまう。
 費無极のおかげで堕落した平王を太子の健と、その師である伍奢が諌めるのだが、平王はなんだかすっかり骨抜きにされていて、費無极びいきは治らないのであった。そして、太子に少しいい目を見させてやれば、あんまり文句も言ってこないだろうと、秦の姫を太子の妻として迎えることにした。

 ところが、この秦姫が絶世の美女と聞いた平王は息子の嫁にするのが惜しくなる。そして、腰巾着・費無极の唆すまま、侍女と姫をとりかえて、まんまと姫をじぶんのものにしてしまう、って前もあったなこういうの(^^;
 当然の如く太子にはバレてしまうわけだが、騒ぎ立てればこちらがあぶないということで、ひとまず我慢する。しかし、平王は先手を打って太子を叛意ありと決めつけ、辺境に飛ばしてしまう。
 さらに、これに驚いて諌言しにきた伍奢まで捉えて監禁してしまう。そして、伍奢に向かって息子二人に手紙を書いて呼び寄せれば、助けてやるというのだが、もちろんこれは一族を一網打尽にしようという平王の計略である。だが、伍奢はそれと知りながらも、あえて息子達に手紙を書いた。もし息子が生き延びれば、復讐の為に楚を滅ぼしてしまうことが見えていたからである。

 手紙を受け取った伍奢の息子達のうち、長男の尚は父の意を組んで死にに赴くが、次男の子胥は生き延びて復讐する道を選ぶ。そして、旧友である申包胥の助けを借りて、太子と共に宋にのがれ、反逆の兵を借りる為、鄭にたどり着く。だがここで太子は殺されてしまい、伍子胥はしかたなく再び楚を通過して呉に向かう。

 呉の入り口では関所に子胥の似顔絵が貼られ、厳重に警備されていた。このままでは通り抜けられないと途方に暮れる伍子胥であったが、そこに通りがかった医者の東皋公に助けられる。東皋公は伍子胥の身代わりを立てて関所を抜ける策を考えていたのだが、身代わりを探しに行っている東皋公を待つ間に、伍子胥の髪は心労のため白髪になっており、以前とは似ても似つかぬ姿となっていた。鏡を見せられて嘆く伍子胥だったが、結果的にそのおかげで関所を抜けることが出来た。

 例によって復讐劇の始まりで、もう何度も見慣れたドロドロ劇がはじまるわけである。しかし、費無极が絶世の美女として例にあげた妲己も褒姒も、どっちも国が滅びる原因になった人たちなんですが(^^; 気がつかない平王も平王である。
 今回はすべての発端ということで、次回以降が復讐劇の本番というところか。
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Comment

No title

律儀に諫言をして、国のために自ら死を選ぶという伍奢は
話が通じないとなるとサクッと身を引いてしまう晏嬰なんかとは
だいぶ違いますね。
まああそこまで個人主義なのは逆に珍しいのかも知れませんが…(^^;
タメの回の宿命とはいえ、善人が無辜の死を遂げるのはつらいですねT_T

2008.08.03 (Sun) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>国のために自ら死を選ぶという伍奢
そして、この先の展開を知ってしまうと、またなんともやりきれないものを感じてしまうのですよね。この人自身、どういうことになるかを予見していた感もありますし。

2008.08.03 (Sun) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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