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東周列国 春秋編 第二十集

 気がつけばもう二十集。

 闘越椒を倒した荘王は祝勝の宴会を開く。その席上で踊る妃の許姫の姿に、ついムラムラきてしまった部下の唐狡は、風で明かりが消えたどさくさにまぎれて、彼女にいたずらしようとしてしまう。兜の羽をむしり取って彼の手を逃れた許姫は、明かりがついたら犯人を見つけて罰するように荘王に訴えるが、部下の信望を得ることを優先させたい荘王は逆に全員の兜を脱がせて不問とすることにした。

 また、国政においても有能な人材を得る為、あえて家臣の蘇従を解任して人材探索に当たらせる。そして見いだされたのが孫叔敖であった。彼は見たものは必ず命を落とすと言われている双頭の蛇を見つけて殺していた為、先は長くないのであったが、それでも「覇者になりたい」という荘王の意気に感じ、その手腕を存分に振るったので楚の国力は日増しに高まっていった。

 そんなとき、楚の属国・陳でお家騒動が発生していた。この国には夏姫という未亡人がいた。彼女は息子の夏征舒を育てる為、国王を含む複数の男たちに身体を許していたのだが、ある日その男たちがそろって談笑しているところに息子が帰って来てしまう。事実を悟った夏征舒は激怒し、国王を殺害する。荘王はこの騒動に乗じて陳を滅ぼし領土を併呑する。さらに夏姫の美貌に見せられた荘王は彼女を楚に連れ帰ろうとまでするのだが、孫叔敖に諌められて夏姫も領土の併呑も諦め、陳を再興する。

 これで諸国の信頼を得た楚の勢力は増し、宿敵である晋との決戦を迎える。かつて重耳と戦って敗れたことが意識にある為、荘王は不安を覚えていたのだが、孫叔敖の激励と的確な補佐、そして養由基やかつて助けた唐狡らの活躍もあって、晋軍を打ち破るのだった。

 天下を狙える勢いのある国っていうのは、君臣の間できちんと歯車が噛みあっているんだなぁ、と納得したお話し。引く時にはきちんと引き、押すべき時には躊躇せずに押すということをちゃんと進言できる孫叔敖も立派なのだが、もちろんそれは諌言を荘王が聞いてくれるという信頼があってのことである。これが何を言っても聞き入れてくれない暗君だったりすると部下も自然とお追従しかしなくなってしまうんだよね。
 前回に引き続き、養由基の不敵なスナイパーっぷりがカッコよかった。最初にあいまみえていた時に、山羊を射殺して威力を見せつけていたことが、後の戦いで先谷将軍が浮き足立ったことの布石になっているんだよな。
 
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Comment

No title

養由基も格好良かったですが、孫叔敖のデキる人っぷりも光ってましたよね。
大王の先読みして、言われる前から兵士をばっちり準備しとくところとか
この人すごいなーと感心しました。
庄王の大器もそうなんですが、
鄭庄公、斉恒公、晋文公、秦穆公、それに今回の楚庄王…てな具合に
毎度毎度、こういう話は器の大きい王様と優秀な家臣との信頼関係というのがあるんですが、
その度にそれぞれ違った魅力が感じられるのが楽しいです。

2008.07.27 (Sun) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>孫叔敖のデキる人っぷり
そうなんですよね。登場した時は、管仲とか百里翁に比べて地味かな、と思ったんですが、全然そんなことありませんでした。

>大きい王様と優秀な家臣との信頼関係というのがあるんですが、
>その度にそれぞれ違った魅力が感じられるのが楽しいです。
なんか、本当にもう少し見ていたい人たちばかりなんですよね。ぜいたくなドラマだな。

2008.07.28 (Mon) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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