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東周列国 春秋編 第十五集

 これで半分。だいたい感想書きながら一日一集ペースなので、夏が終わることには全話コンプリートかな。

 文公即位後まもなくして、周の王室で太子の反乱が起き、天子である襄公は国を追われた。天下に覇を唱える機会をうかがっていた秦の穆公はこれを好機と見て、襄公を保護するべく軍を東に動かす。だが、晋の文公もこの機会を逃すつもりは無かった。とはいえ、即位に際して恩のある秦と戦争になることは避けたい文公は兵を伴わせずに趙衰を向かわる。趙衰は見事に期待に応えて舌先三寸で穆公を言い負かし、秦軍は撤退する。

 こうして天子という大義名分を得た文公は、逃避行中にひどい目に遭わされた屈辱をそそぐべく、かつて門前払いをくわせた衛と、君主がセクハラをしてきた曹の二国を責める。

 そして最後に、南の強国である楚との決戦の時がやってきた。実は楚の成王にとっては文公との戦いは避けたいところだったのだが、子玉将軍が徹底抗戦の姿勢を崩さず、結局戦うことになってしまったのである。そして対峙する両軍だったが、文公は戦わずに退却を始める。以前放浪中に楚にいた時に、もし楚軍と戦争になったら、戦わずに退却する。それでも追ってくるようならその時は戦おう、と答えていたのだ。
 そして、その言葉の通り、追撃してきた楚軍を迎え討ってこれを破り、ついに中原の覇者となった。そして敗れた子玉将軍は責任をとって自害するのであった。

 長かった重耳の話もこれで決着かな。ずっと苦労をかさねて、最晩年でようやく覇者となった人。ただ、なんかこう突き抜けた爽快感というよりは少し苦いものも残る感じがした。やはりつらい時期が長すぎたということで、重耳も家臣達もすっかり老け込んでしまったこと。それと受けた恨みはきっちり返すあたり、一緒になって喜ぶには今一歩という感じは否めないのであった。この人の場合、有能というより抜け目が無い、と言った方がいいのかもしれない。

 どちらかといえば、文公に野望を阻まれた秦の穆公の方が魅力的に見えるのは、この人にはあまりそういう陰を感じないからだろう。良くも悪くも日なたの道を歩いてきた、まっとうな人なんだろうね。そこが魅力なんだが、同時に詰めの甘さにもつながっているのだろう。
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Comment

No title

>夏が終わることには全話コンプリートかな
つまり今年の夏は古代中国旅行ってことですね、良いなぁ(←まちがい)。

たどってきた苦難の道のりとか「土」の話や後の五鹿への帰還みたいに、
運命的といいますか、英雄叙事詩的な要素は多いので、
重耳は重耳で思い入れはたっぷりあるんですけどね(^^;
穆公とどっちを応援したいかというと、やっぱりそっちになっちゃうんですよね(^^;

2008.07.24 (Thu) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>今年の夏は古代中国旅行
ゴールデンウィークもちょっと行ってきたので、再訪問ということで(笑)もしかしたら別の場所なのかもしれませんが(笑)

>運命的といいますか、英雄叙事詩的な要素
そうなんですよね、実は重耳の話はある程度予備知識があって、どちらかといえば好きな人物だったんですが、このドラマでの穆公の魅力がそれ以上に大きかったというのがあります。
すっかり惚れ込んでしまいました。百里翁効果というのもあるんですが(笑)

2008.07.24 (Thu) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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