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リリイ・シュシュのすべて

 昨日から今日にかけて、CSの日本映画専門チャンネルで岩井俊二特集が組まれている。その一本目として昨夜放映されたんだが、いきなりハードパンチを食らってしまった。ちょっと他のを観るには時間を置かないときついかも。
 ruiner888さんのところでも"衝撃的”と書かれているけれど、とても美しくて繊細で純粋で、そして痛い。14歳の少年少女たちを主人公とした「青春映画」と言ってもいいかもしれないけど、大人が昔を振り返って懐かしさを感じるような甘さはないんだ。痛さを感じた理由は多分二つあって、一つは自分がその時代に感じたなんとも言えない感情を思い出させること、もう一つは大人である身の無力さ。この映画で登場する大人たちは、決して悪人ではなく、むしろ「良い人」たちなんだけれど、絶望的に無力なんだ。
 観ていて何度か背筋がぞくぞくするような感じを受けたけれど、中でも一番は合唱コンクールのシーンだった。音も映像も信じられないくらい美しいのに、身を切られるような痛さに戦慄せずにはいられなかった。
 魅入られてしまうけれど、観ていると辛い、でも目を離せない。そんな映画だった。
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