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ウルトラマンティガ 第二十八話「うたかたの……」

 放映当時、ファンの間で賛否両論あったエピソード。


 ウルトラマンティガというシリーズは、基本的には一話完結すたいるなのだけれど、各話が全く独立しているわけでもなく、以前の回に登場したキャラクターや設定は生きていて、時々後の回で生かされたりする。
 このエピソードに登場するクリッターと言う生物もそのひとつだ。彼等は成層圏に棲息する人類とは異なる知的生物であるが、人類の出す電磁波に反応して怪獣化し、人を襲う。過去のエピソードで二回ほど登場しているのだが、その後も被害は続いていたため、ついに彼等を根絶やしすることにしたのである。
 しかし、人間に害を為すとはいえ、彼等が怪獣化するその原因も人間側にあるわけで、はたして絶滅させてしまっていいものか? という疑問はもちろんあるわけで、登場人物達の間でも議論は起るのだが、結局、他に有効な対策もなく、現実に被害が発生しているということで、作戦は実行に移される事になる。だが、作戦が始まろうと言うときに、別の怪獣が現れ、両面作戦を余儀なくされる……

 ティガの世界って、科学者の主導で国家間の垣根が取り除かれ、人間同士の戦争もなくなっているという、我々の基準から見れば理想社会に近い。主人公が所属するチームももともと戦闘が主任務ではなく、調査チームであったのだ。そんな世界でも、こんなふうに答えの出しにくい問題と言うのはあるわけだ。
 このとき、生き延びるためということで簡単に割りきってしまわず、それぞれの立場で真剣に考えてぶつかりあうメンバー達がいるというのがこの作品の魅力なのだろう。特に葛藤も抱かず、両極端の意見を言ってしまうのが、もっとも年若い二人だというのも考えさせる。彼等もそのままでいられるわけでもなく、事件を通じてそれまで考えていたようには行かない事を思い知るのだが。
 議論を打ち切るために使われた「今は非常時だ」という言葉が、そのまま思考停止の言葉に変ってしまうところがリアルでもあり怖くもあった。

 最終的に事件は意外な結末を迎えるのだけど、最後まで誰の意見が正しいかという答は出ないまま、問題はこちらに投げ掛けられたままで終わってしまう。なんか最初に見終わったときには、しばらくぼう然としてた(^^; 今見てたのはウルトラマンだよなぁ? って感じで。

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2011.06.08 (Wed) | # | | Edit

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