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尋秦記/滕翼

 やはり、人を見かけで判断してはいけないのである。
 大梁編のラストで登場。元兵士だったが、親友の荊俊ともに戦をやめて妻子と平和に暮らしていたのだが、項少龍と姫さまを追ってきた魏の魏牟にその妻子と父親を殺されてしまう。このとき、家族の仇討ちを手伝ってくれた少龍と義兄弟となり、そのまま最後まで行動を共にしていた。

 一見、ぬぼーっとした雰囲気があるのだが、あの聡明な琴清でさえすぐには信じられなかった、未来からやって来たという少龍の話をあっさり受け入れたり。あるいは、落雷実験で一度は失敗した変圧器の作成をその後も根気よく続けて、最後には発信機に充電する事に成功したりと、実はただものではない。
 妻子が殺されたのも、考えてみれば少龍達を匿った事のとばっちりとも言えるのだけど、そのことを少しも責める様子もない。また、あの時は、いきなり少龍たちに向かって、”妻と子供の仇”と切りかかってきてもおかしくない場面だったのだが、冷静に話を聞いていたのだから、やはりもともと思慮深い人間なのであろう。

 そのためか、ちょっと単純で喧嘩っ早いところのある荊俊に比べると、少龍の信頼も厚いようで、少龍が秦を離れる時には二回とも一緒に行動している。基本的に、少龍の事は尊敬もし、信頼もしているようではあるが、さすがに趙穆捕縛作戦の時に、琴清に夢中になって作戦そっちのけになってしまったのには呆れたらしく、めずらしく不満を漏らしている。
 もっとも、そんなときでも字が読めない少龍の頼みで、琴清からのラブレターを読んであげたりするところが、この人らしくていいんだが。しかも、内容が内容だけにさらに気まずくなってるし(笑)

 少龍自身も言っていたが、全く知り合いのいなかった古代世界において、彼や荊俊の存在は少龍にとっても大きな救いになっていたのだろう。特にいずれ帰るつもりでいたころには、ヒロイン達との絆は、時に重荷になっていたであろう事を思えばなおさらである。

 エピローグでは、姿こそ登場しないものの、なお健在で少龍達と一緒にいるようである。
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Comment

No title

少龍が嬴政が死んじゃってパニクってたら
「でも大哥が消えてないってことは歴史が変わったわけじゃないんじゃないのか?」とか、
琴清とのことについて悩んでたらけろりとして「そんなに悩むなら残ればいいのに」とか、
何気にいつも核心を突いてくるんですよね。
滕大哥ってやっぱり実はかなりの隠れ高スペックキャラだったのかも…
(というより、ナンバー2としては理想的という感じでしょうか。)

>そんなときでも字が読めない少龍の頼みで、琴清からのラブレターを読んであげたりする
そうそう、私もこの場面大好きです(笑)
ヘソ曲げてふてくされてるんですけど、結局読んであげるんですよね(笑)

あとこれと同じ話だったと思うんですが、
屋根の上で趙穆の館を見張ってた時だったかな。
誘拐のチャンスが見つからなくて「とりあえず待つか?」てな感じの軽い少龍に
「それがいい、そうしよう!」って生真面目な返答を返して
少龍が「まったくこいつは」みたいな感じに笑うんですが、
そこもいかにもこの二人っぽくて好きでした。
(その後、少龍が大ポカをやって笑えない状況になったことを考えると余計に(笑))

2008.05.29 (Thu) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>何気にいつも核心を突いてくる
これが、いとも簡単に言っちゃうんですよね。

>いかにもこの二人っぽくて
項大哥の方も、すっかり気を許してるんですよね。良いコンビでした。

2008.05.29 (Thu) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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