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尋秦記/鄒衍先生

 来ました、爺です!


 鄒衍先生、歴史上では初めて陰陽五行説を説いた人であるそうだ。そういえば劇中でもそれっぽいことを話していた。

 琴清と龍陽君の師として登場したとき、多くの人にはピンと来たであろう。そう、武侠物最大の魅力のひとつ、ステキ爺の登場である(笑)
 何かひとつの道を究めた者の持つ煌めき。時に少年のようにも見えるお茶目さ。年を重ね、経験を積んだことによってにじみ出る人徳。これら全てを兼ね備えた鄒衍先生は癒し系ステキ爺として、物語中盤が始まったころに、娘の琴清と共に、少龍の前に現われたのだった。
 娘と同様、先生もまた少龍の一風変った考え方と知識に興味を引かれたように思えるのだが、それにも増して可愛い娘の琴清が心引かれている男として見ていた部分のほうが大きかったようである。

 琴清がまだはっきりと意識する前から、彼女が少龍を思っていることに気づいていた先生は、その気持ちを叶えてあげようと、二人がすれ違いそうになるたびにそっとフォローを入れてあげる。これがね~、決して先生自身の考えを押しつけようとせず、最後は相手の気持ちに任せる感じで、実にいいんだよね。まさに人徳がにじみ出るようなというか。そして少龍が残って琴清と一緒になると決めたときには、まるで我が事のように大喜び(^^) 見ているだけで、こちらもすっかりにやけてしまった(笑)

 そしてこの人の魅力のひとつに、めったな事では動じない器の大きさがある。趙にいたときに、少龍の趙穆捕縛作戦にいきなり遭遇したときにも、また、少龍自身が未来から来た人間である事を打ち明けたときにも、慌てず騒がず、泰然と事実を受け入れる。やはりこの人はただ者ではない。

 かと思うと、学者としての好奇心を惹かれる物に対しては、まるで少年のようにワクワクしてしまう。落雷実験とか、楽しそうだったしなぁ。そして新しいものをちゃんと受け入れて、自分の知識として咀嚼してしまうところはさすがである。琴清や龍陽君といった、高スペックの人たちが師と仰ぐのも納得。

 また、嬴政が黒化した事で落ち込む少龍を慰め、宮中の鬱展開に暗くなりそうな雰囲気を救ってくれていた。正直、先生がいない状態で終盤を迎えていたら、あのどす黒い展開に飲み込まれていたのじゃないかとすら思える。

 そのユーモラスな風貌もあって、いらっしゃるだけでほんわかした気持ちになれた鄒衍先生。そのお人柄からして、廷芳の事も琴清同様に可愛がってくれたのではないだろうか。
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Comment

爺きました@@

このお方は、やっぱ自然に「先生」ってつけちゃいますよね(笑)
ドラマを観て以来、あちこちで陰陽五行説に関連して先生の名前を目にするたびに
いちいちニヤリとしてしまうようになりました。
でも「尋秦記」はまだ「断仇谷」の記憶が新しい頃の鑑賞だったので、
こんなに素敵な鄒衍先生がいつ退場させられてしまったりしないかと、
密かにかなりヒヤヒヤしながら観てました(^^;

>決して先生自身の考えを押しつけようとせず、最後は相手の気持ちに任せる感じ
そうそう、これが本当に良いんですよね。
かといってほっぽりだすというわけでもなく、
ツンになった琴清が意地張って「北に行くわ」とか言い出すと
「そんな寒いところに行くなんて、この年老いた父をいじめるつもりか?」
とか言い出すところがまたかわいいです。うちゃさんも仰られてましたが、このさじ加減が絶妙ですね。

>少龍が残って琴清と一緒になると決めたとき
なんか当事者たちが照れてるのに比べて、
むしろ先生の方がはしゃぎっぷりがすごかったですよね(笑)
見てる方としては、もー、たまらんというか(笑)

でも先生ってユーモラスなだけじゃなくて、
「呂氏春秋」がらみで呂不韋が
「この書物にこれ以上文字を付け足せる者がいたら…」とか告知してた時に
「書物までもを政治の道具に使うとは、その図々しい根性に「佩服」の二文字を送ろう」
とか、結構辛辣な意見も言ってるんですよね。
この皮肉もまた実にウィットが利いていて、うれしくなってしまいます。
こういった細かい台詞で、いちいち、智者だよなーと実感させてくれるのがまた良いです。

2008.05.26 (Mon) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>いちいちニヤリとしてしまう
実は私もです。歴史上の人物としても、かなり渋めのキャラのはずなのに(笑)

>「そんな寒いところに行くなんて、この年老いた父をいじめるつもりか?」
背中の押し方が、ほんとに巧いですよね。

>先生の方がはしゃぎっぷりがすごかった
雷に打たれておかしくなったんだ、とか言われても、それでまた喜んじゃうし(笑) こっちも、にやけて見ちゃうしかないですよね。

>皮肉もまた実にウィットが利いていて
特に独立したエピソードとか作らなくても、言葉の端々に知性や教養がにじみ出てますからね。しりとり遊びの時とかもそうだし。「夫子自道」のつっこみなんかも。

2008.05.26 (Mon) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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