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Love Letter

 先週から楽しみにしていたこの映画、期待にたがわずとても良かった。すっかりやられてしまった。まだちょっと余韻が残っている。
 まだ観てない人には、できれば何も知らない状態で観て欲しいので、なるべくストーリーには触れないように感想を書きたいのだけど、ちょっと難しいかもしれない。
 物語は恋人を亡くした女性(博子)が彼の以前の住所に出した手紙が、同姓同名の女性(樹)の元に届くことから始まる。この二人の女性を一人で演じているのが中山美穂なんだ。もともと好きな女優さんではあるのだけど、この映画の彼女は絶品。もう彼女を見てるだけで満足してしまいそうだ。
 などと見とれているうちに物語は、二人の女性の手紙のやり取りを中心にして進んでいく。楽しげに語られる思い出話のなかに、少しだけ不吉なものを潜ませながら。
 物語がクライマックスを迎えた後のエピローグは、樹を中心に描かれ、博子のその後は手紙という形でしか出てこない。でも、それだけでも伝わってくるものがある。言葉でそれを伝えるのは難しいな。途中で感じられた不吉な影はもうここでは無くなって、冬の晴れた朝みたいな雰囲気。晴れていて、気持ちいいけれど、ちょっと寒さも感じるような感じかな。
 ラストシーンの”絵”は、もうここまで観てきた人には確信してるだろうけれど、それでも、はっと息を呑むんじゃないかと思う。そしてそれが重くなりすぎないように樹の言葉が映画を閉じる。

 岩井俊二監督は、これが長編デビュー作だそうだ。ありきたりな感想かもしれないけど、すごい人だな。どれだけの才能があるんだろう。
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