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七剣下天山/武元英

 わんぱく坊主がそのまま大きくなったような印象がある。
 韓志邦と同じく武荘の男。志邦と共に天山の剣士に助勢を求めに行くが、生真面目な志邦と異なり、どこかお気楽な楽天家っぽいところがある。とはいえ、良く言えばおおらかなその性格は、何かと思い詰めがちな志邦の性格をおぎなって、二人揃えばそれなりにバランスはとれていたんじゃないかと思う。

 そんな彼に、晦明大師が与えた宝剣は天瀑剣。柄が自在に動き、塚の部分と刃の部分が入れ替わるというトリッキーな剣である。こんな大ざっぱそうな男(笑)に、この複雑な剣が扱えるのか? と不安になるが、案の定、最初のうちは相当苦労して戦っていた。しまいには、「これ、俺には向いてないから」と志邦の舎神剣と交換してくれなんてことまで言い出すしまつ。あげく、生真面目な志邦にめちゃめちゃ怒られていた。

 ただ、この大ざっぱさは良い方向にも働いていたようで、あの気難しい辛龍子に結構きつく当たられても、全く気にせずに兄貴と慕っていた。清軍に追われた後は、傅青主・辛龍子と共に行動していたのだが、辛龍子の方も、彼に天瀑剣の使い方を伝授したり、稽古をつけてやったりしていたようである。
 そんなわけで、久しぶりに志邦たちと合流した時には、天瀑剣の扱いにもなれ、頼りになる味方となっていた。また、いきなり会頭に出世していた志邦のことを、わが事のように祝福している。こういう仲良しさんぶりは、幼いころからの友達ならではだと思う。

 他の剣士達が色々紆余曲折があったのに比べると、波風も少なく、手のかからない子という感じがあった。で、手のかからない子ってほっとかれるんだよね(^^; 正直、深く掘り下げられる場面が足りなかったというのはあるのだが、それでも彼の顔を見るとほっとしたのは確かである。
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Comment

No title

>「これ、俺には向いてないから」
これは笑いました。
志邦のほうはただでさえ郁芳とのドロドロでそれどころじゃなかったってのに(笑)

>手のかからない子ってほっとかれるんだよね
まさにその通りでしたね(^^;
でも最後に志邦と郁芳のことを気遣って「自分が行くからお前は残れ」って言ってやったり、
ほんと、友達としてはすごい良い奴なんですよね。
最終話に至るまでにいろいろ変わっちゃいましたが、
この三人の絆だけはずっと変わっていないというのは、やはり救われます。

2008.05.02 (Fri) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>志邦のほうはただでさえ郁芳とのドロドロでそれどころじゃなかった
それでマジギレされても、あんまり応えていないところが元英らしいところです(笑)

>友達としてはすごい良い奴
会頭就任式の時に、呑まされすぎてへろへろになっている志邦のために、酒のふりして水を飲ませてあげるとかもありましたね。

>この三人の絆だけはずっと変わっていない
そうですね。あれだけシビアな結末でも、最後にこの三人の姿で終わっているので、希望が持てます。

2008.05.02 (Fri) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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仕事の合間に休憩しているのか、休憩の合間に仕事をしているのか、なんともわからない状態が続いているが、まっ、言葉遊びみたいなものだからどちらでもいい。結果はぜんぶ自分にくる。 たかだかブログの閉鎖や削除に、ストイック*1大仰な言葉遣いで「死」を語ったり、デタ

2008.05.02 (Fri) | nagonaguの日記

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