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like tears in rain

 結構前になるのだが、8人くらいで映画の話をしていたときに、私以外に「ブレード・ランナー」を知っているのが一人しかいなかったことがあって、えらくショックだった(^^; いやだって、「ブレード・ランナー」ですよ? 「2001年宇宙の旅」とか「スター・ウォーズ」とかと同じくらい後のSF映画、アニメのビジュアルイメージに多大な影響を与えている。そりゃ公開当時はほとんどヒットしなかったけどさ(^^; (このとき一緒に見に行った、ディックファンの友人はかなりけなしていた)

 まあ、それはともかくとして、この映画について語るのであれば、やはりレプリカントたちについて触れずにはいられまい。姿は人間と変わらず、身体能力と知能は人間をしのぐ、遺伝子工学によって作り出された人造人間。そのあまりの出来の良さ故に、最初から4年という限定された時間しか生きられないものたち。これは彼等が自らの感情を持たないように、と設計者によってもうけられた安全装置であったのだ。

 だが、生まれ落ちた彼等は、そんな造物主の思惑を超えて生きはじめてしまった。自分たちが何者であるのか、存在しないはずの家族の写真を集めたり、仲間の死に涙を流したり。それは本当は持ってはいけないはずの感情ではなかったのか。

 登場するレプリカントのなかでも、やはり最も存在感と魅力にあふれているのは首領格のロイ・バティであろう。この名前は、演じたルトガー・ハウアーの名と共にSFファンの心に深く刻み込まれたのではないだろうか。
 このエントリーのタイトルは、そのロイが、酸性雨の中で死んでいくシーンのセリフから。
 "I've seen things you people wouldn't believe. Attack ships on
fire off the shoulder of Orion. I watched C-beams glitter in the dark near the Tannhauser gate. All those moments will be lost in time, like tears in rain.
Time to die."

 これまで仲間を殺してきたデッカードを、墜落死寸前まで追い込みながら、命を救った後に、独白のように語られる。彼は、彼自身として存在していたことを誰かに伝えたかったのだろうか? 

(なぜか、碧猫さんのこちらのエントリーを読んでたら、彼のこのセリフが浮かんでしまったので、エントリーにしてみました。)
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そのエントリーを書いた当人の念頭にあったのは

こちらの1シーン。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%84%E7%AB%9C%E3%81%AE%E6%AE%BA%E3%81%97%E6%96%B9-%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E6%B4%A5%E5%AE%88-%E6%99%82%E7%94%9F/dp/4047887072
陰界を統べる幻獣王であるドラゴンが、一介の傭兵である人間の友人がつぶやいた言葉『お前は王なんだな』に返した言葉;

『お前はお前自身の王だろう』

でした(^^;



…ブレード・ランナーの話に乗ってない(^^;

2008.03.25 (Tue) | 碧猫 #fYTKg7yE | URL | Edit

十二国史に

もっと直接的なのがあって、
「礼の名のもとに他者に礼拝を押しつけることは、他者の頭の上に足をのせて、地になすりつける行為のように感じる」
「他者に頭を下げさせて、それで己の地位を確認しなければ安心できない者のことなど、わたしは知らない」
これ、いずれエントリーにしようかな。

2008.03.25 (Tue) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

アイデンティティとは

初めまして。アイデンティティとは、「記憶」に他ならないと思います。それを時々確かめたり、やがて共有、共感を望み始めます。レプリカントという存在とその哀しさを思うとき、「人間とは何か」ということについて更に深く考えたりします。もはやただの映画と片付けるには、あまりにも重いものとなってしまいました。

ブログに "I've seen ... を引用させて頂きました。_o_
尚、like tears in rain ... というセリフはルトガー・ハウアーのアドリブだったとの話を聞いたことがあります。

2008.05.25 (Sun) | nexus_6 #nLnvUwLc | URL | Edit

いらっしゃいませ

nexus_6さん
そのハンドルは!
私が、この映画を観たのはまだ十代だったと思うのですが、依頼、何回見返したでしょうかね。
>もはやただの映画と片付けるには、あまりにも重いものとなってしまいました。
私もそうです。

>ルトガー・ハウアーのアドリブ
私もこの話は聞きました。アドリブでこんなセリフが出てくるなんて、凄い、と思ったものです。

2008.05.25 (Sun) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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うちゃさんのlike tears in rainを読んで。。。 ブレードランナーって公開が1982年ですから、20代の若い方々でご存じないというのもしょうがないかもしれません。しかも、当初公開時はヒットしなかったし。 僕もロードショーではなく名画座(もしかして、名画座っ...

2008.03.27 (Thu) | 徒然なるままに その日を暮らす

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