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神雕侠侶/李莫愁

 武侠ヒロイン祭り、この人でいいのか?? いいんです、もちろん、だって……

 江湖では魔女と怖れられ、赤錬仙子の異名を持つ彼女であるが、恐らく本編の登場人物の中で、もっとも純情な乙女である。古墓派の弟子で、メインヒロインである小龍女の姉弟子に当たる。浮世離れした小龍女とは違い、恐らくは普通の女の子であった李莫愁は、師匠のもとを離れて、陸展元という男と恋に落ちる。ところが陸展元は師匠の娘と結婚してしまい、李莫愁は捨てられてしまう。これがまだ、一般のお嬢さんであれば、とっととこんな不実な男には見切りをつけて、新しい恋人でも見つけに行くのだろうが、この御方、もともとが純な乙女であった上に、活死人墓で世間から隔離されて育っちゃったわけで。恋人に対する一途な恋心が完全に裏返ってしまった。江湖を震え上がらせた鬼女、赤錬仙子の誕生である。

 殺しの手口は徹底的に残忍で悪辣。相手が格下と見るとおもいきりいたぶるような場面もみせる。また、毒を好んで使うのも特徴で、「五毒秘伝」という秘伝書を持ち、冰魄銀針という暗器を飛ばしてくる。これ、古墓派の武芸とは別系統として、復讐するために修得したのかなぁ(^^; 
 特に、相手が不実な男であったりすると、トラウマスイッチが入ってしまい、大変なことになるので気をつけた方がいい。しかし、絶情谷谷主はよくもまあ、こんなひとと同盟を組む気になったものである(^^; 実情を知られたらえらい目にあわされるところだったんじゃなかろうか?

 こんなおっかないお姐さんになってしまった李莫愁であるが、いまだに純な乙女の部分は残っている(もっとも、だからこそやっかいであるのだが)。ひょんないきさつから、郭靖と黄蓉の娘を、楊過と小龍女との間の子供と勘違いしてさらってしまうのだが、どうしても冷酷になり切れずにおろおろする姿は、これでなかなか可愛らしい。この赤ん坊を守って、敵のはずの楊過や黄蓉と共同戦線をはったりまでするんだよな。それまで散々悪事を働いているにもかかわらず、どうしても憎みきれないのはこういうところがあるからだろう。陸展元の裏切りさえなければ、結構いいお母さんにもなれただろうに……。

 そんなところからわかるように、心の底では未だにかつての恋人のことを想い続けているのであるが、彼女がそれを認めることが出来たのは情花の毒にあたって、死を間際にしてであった。そのときには、ずっと自分のそばにいてくれた洪凌波も自らの手で殺してしまった後。慕っていた人間をすべて手にかけた後、炎の中にかつての恋人の姿を見ながら死んでいった姿は、やはり哀れを誘う。 

 碧血剣にも何紅薬というよく似たキャラがいたが、恐らく李莫愁姐さんは彼女の発展形なのだろうな。
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Comment

NoTitle

無事忘れているので、あらためて読めるのはキャラがお亡くなりになってから(^^;

 射、碧血剣ともに、お話最初のアクションシーンでやられましたが(天龍は悲惨すぎ(^^;)、これの最初のアクションも格好良かった。それが李莫愁さんで。悪役が生き生きして、キャラがしっかりしている話はいいですね。もともと、この話は、金輪国師目当てに見始めたんですけど。主人公達がめそめそしているより、悪役が暴れているシーンの方が楽しい。
そして結論。とっても極端なツンデレさんだったんですね。

>冰魄銀針という暗器を飛ばしてくる。これ、古墓派の武芸とは別系統として
<
 冰魄銀針は、古墓派の技だから解毒剤をもっていると小龍女さんが発言してましたよ。師匠は冰魄金針を使っていたとも。

2009.04.12 (Sun) | 碧猫 #fYTKg7yE | URL | Edit

NoTitle

>主人公達がめそめそしているより、悪役が暴れているシーンの方が楽しい。

めそめそもそうなんですが、所かまわずいちゃいちゃし始めるのも勘弁して欲しいというか(笑)

>とっても極端なツンデレさん
純なお姉さんなんですけどねぇ。惚れた男が悪かったというか。

>冰魄銀針は、古墓派の技だから解毒剤をもっていると小龍女さんが発言してました
そうでしたか(^^; 見逃してたか。

2009.04.12 (Sun) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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