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否定論者の最後の逃げ場所

 以前にも何度か取り上げた、マイクル・シャーマー「なぜ人はニセ科学を信じるのか」の中にこんな一説がある。
否定論者は、(中略)論争にことごとく敗れると、今度は、ナチのユダヤ人に対するあつかいが、ほかの国々が敵の国民に対して示すものとなんら変わらないというふうに論点をすり変える。

ー第14章 どうすればホロコーストがあったことがわかるのかー より

 今回も、あちこちのエントリーのコメント欄で、その典型的な例が繰り返されている。

じゃ、3分で読めるようにまとめましょう - Apes! Not Monkeys! はてな別館
南京事件否定論は基本的にトンデモ - Close to the Wall
愛国とか言うなら、まず否定論が他国の対日感情を悪化させる上に他国に政治カードを与えてしまうという現実を認識すべき - 模型とキャラ弁の日記

 相殺の為に引き合いに出されるのは、チベット問題だったり、ベトナム戦争時の韓国軍の残虐行為だったり、さまざまではあるけれど、やってることはほとんど変わりがない。
 実際、この手法は今回に限らずあちこちで見かける。私は、冒頭に挙げた一説が頭に残っているので、これを見かけるたびに「ああ、もう反論できなくなったのね」という感想を持っちゃうんだけどね(^^;
 これで相手を黙らせようとするというのは、結局のところ「お前の悪事は見逃しといてやるから、こちらの悪事にも目をつぶっていてくれ」と言う話でしかない。そして、これは相手方にも同じ口実を与えることになってしまうのだから、引き合いに出された問題(例えばチベット問題)に、真面目に取り組んでいる人たちにとっても、大迷惑なんだが、それは理解してるんだろうか?

それがどれだけ有害か、例えばApemanさんのところのこちらのエントリー
相殺の論理と普遍性の論理 - Apes! Not Monkeys! はてな別館
で、引用されている吉田裕氏の言葉などを見ればわかると思う。

*お断り:冒頭の引用で”否定論者”とあるのは、ホロコースト否定論者のことです。このエントリーでは、歴史修正主義者と同じ意味で使ってます。
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