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断仇谷 第二十九集~第三十集

 なんか、ものすごい勢いで見てしまった(^^; やっぱりキャラクターに引っ張られたという感が強い。単純に時間数で見ると、三十集っていうのは短い方だろうけど、数字以上に密度が濃かったような気がする。(この前に見た奴のスカスカぶりに比べると雲泥の差、ってまた(^^;)

・石大哥
 王パパ退場後は、劇中ではほぼ無敵の実力を誇った彼だが、ついにラストで、海令山という、自分より確実に格上の人間との真っ向勝負をすることになる。一度目は敗北、二度目は勝利という結果も、そこに至るまでの経緯を含めて非常に納得できるもの。このドラマ、派手さはないもののアクション面での説得力は飛び抜けているという印象は、最後まで変わることは無かった。
 結局、かなり早い段階で語られた彼自身の心の傷は、本編の中では癒されないまま、小璇とも別れて旅立って行ってしまった石大哥。だが、その未完の部分があるからこそ、まだ語られていない未来での、小璇との再会が約束されているように思う。

・小璇
 彼女にとって母親の存在は、時にうっとうしく思いながらも、いざというときには精神的な支えになってきたのではないだろうか(これはお互いにそうだったんだろうけどね)。この最終パートではその母親とも離れて、独りぼっちで運命と闘わなければいけなかったわけで。本来ただの一般人でしかない彼女にとっては大変つらかったんじゃないだろうか。誤解が解けるのがもう少し早ければ、そして母親が犠牲になっていなければ、もっと素直にハッピーエンドが見られたかもしれないが、すべてを語らず、後日談を見た人それぞれに託すと言うエンディングも、俗世を離れて石大哥と二人で静かに暮らしたいと願っていた彼女らしいのかもしれない。

・有為
 もしかして本気で寝返ったのでは? と、そんなことあるはずないと信じながらも、一瞬疑ってしまうぐらいの芸達者になって帰ってきた有為。人間的なスケールも、武功レベルも、初登場時とは比べ物にならないくらいに成長した。思えば第一集での彼の望みは、役人になって民のために尽くしたいであった。結果としては同じであっても、この物語を通して成長した彼にとっては全くの別物だろう。
 有為は本当に気持ちの良いキャラクターだったので、お嬢とのハッピーエンドを見ることが出来たのは本当に嬉しい。早いところ方パパのところにお嫁さんを見せに行ってください。

・お嬢
 有為の黒化の演技を真に受けて、殺る気まんまんだったお嬢にハラハラしたけれど、彼の真意を聞き、共に強敵と戦ううちに心を通わせて行く姿に安心した。それでも、最後まで山賊を続けようとしたのは、父親と同じように、仲間を路頭に迷わすわけには行かないと言う責任感からだったのではないだろうか? 中盤で、書店の女主人として、父親の山賊課業をやめさせようとしていた彼女からすると、やはり大きな変化だったと思う。
 そういう彼女の思いもしっかり受け止めてくれる最高の伴侶を得たことは、きっと王パパも喜んでくれてるだろう。彼女も有為同様、見ていてほんとに気持ちの良いキャラクターだった。

・海令山
 中盤過ぎから物語に浮上し、それまでの悪役キャラとはまさに格の違いを見せつけてくれた海令山。武功レベルだけではなく、知力や、自身で動かせる勢力まで含めれば、本作の最強キャラと言っても良いだろう。
 ラストパートでは、その実力を隠すことなく発揮し、前半で悪役不在では? と思わせたことなど嘘のように大暴れしてくれた。二十七集の途中までの万全の状態から、徐々に計画にほころびが出始め、ついには崩壊するまでの間、常に堂々たる悪役ぶりは、中の人の貫録とあいまって素晴らしいものがありました。
 やっぱりこういうスケールの大きな悪役がいると、物語は格段に引き締まる。

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Comment

おつかれさまでした

結局、三日でぶっ続けですね@@
ちょっと感動してしまった。楽しんでいただけたようで、私もとてもうれしいです。

>アクション面での説得力は飛び抜けている
これって、もちろん役者さんがよく動いてるとか、アクションの組み立てが巧いとかもあるんですけど、カメラワークがかなり考えられているんですよね。なんとなく流して見ても楽しいんですけど、しっかり見てると「今、対決している両者がどのような攻防をやっているか」というのがちゃんと視覚で理解できるような位置にカメラが置かれてる。

アクションの場面に限らず、例えば普通に会話をしているような場面でも、観てる側を退屈させないように、その時の周囲の状況や人物の心情などにあわせてナナメになったりとか、微妙に下から仰角をつけたりとか。(例えば四人とか五人で画面の手前から奥にズラズラっと並んでるようなカットも結構使ってるんですよね。そういうのも、観ている側がなんとなく楽しく感じちゃうというのを、ちゃんと考えて使っていると思えます。)これは感想のところで使う顔が必要だったのでたくさんSSを撮ったんですが、そうすると本当によくわかりました(笑) 「キャラクター同士が話している場面」が多いドラマってこともあるので、構図に関してはかなり単調にならないように気をつかってるなーと思いました。


安定して高値だったから気付きづらいんですが、お嬢も何気にかなり成長したんですよね。まだ王パパが存命だった頃は、仲間たちはパパがまとめてくれたから自分は一人で(潤初と一緒に)好きなことができたんですが、終盤で仲間と一緒にお尋ね者になって「お嬢について行く」と言われてからは、ちゃんと人の上に立つ者として、自分の幸せだけを追求するわけにはいかないと考えられるようになったってことですからね。
だからこそ
>そういう彼女の思いもしっかり受け止めてくれる最高の伴侶
がいっそう引き立つんですよねえ。有為は本当に大きな男になった!T_T

>海令山
このお方って、単なる悪巧みをめぐらすだけの悪役じゃなくて、手駒が少ないからってのもあるんですが、自分でかなり東奔西走していたというフットワークの広さが印象的です。そんなところからも悪役としての魅力がまた感じられるといいますか。
やはり何度も書いてますが「武功の力≠絶対的な強さ」というお約束があるからこそ、トータルな面でラスボスとして最強である必要があった。で、見事にそれだけの説得力のある悪役として描かれているわけですから、もう本当にすごいです。

2007.12.31 (Mon) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

休みと言うこともあって

掃除もしないで、一気に行ってしまいました。
あと、こうやって一つのドラマについて、お互いに感想を語りあったり出来るというのも、楽しみの一つでしたよ(^^)

>カメラワーク
 なるほど、しばらくしたら、ゆっくりおちついてそのあたりも楽しんで見返そうと思います。しばらくは余韻に浸っていたいですが……

>キャラクター
 これは主人公サイドはどれも皆、三十集かけての積み重ねが素晴らしかった。それぞれがひとりの人間として、出会いや別れや試練を経て、成長して行った過程がきっちり描かれてましたね。
 だから、片方のカップルは心から祝福できるし、もう片方も希望を持てるんだと思います。

>シナリオ
 ラスボスの見せ方も、ほぼ完璧で、この構成力は一級品でした。それだけに中盤で受けたダメージもただ事ではなかったわけですが(^^;

無茶な鑑賞にお付き合いいただき、ありがとうございました(^^)

2007.12.31 (Mon) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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