スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

大旗英雄伝 第六話

 いよいよ九子鬼母様登場編。(って顔だけなら前回から出てたけれどね)

 潘乗風を雇った鉄中棠は、一刻したら自分の部屋に来いと彼に命じる。女癖の悪い自称用心棒君は、鉄中棠が戻らないうちにと、一刻も待たずにいきなり部屋に行き霊光ちゃんに強引に言い寄る。ひでぇなこいつ、雇われてすぐだぞ(怒)すぐに戻ってきた鉄中棠のおかげで事無きを得たものの、霊光は潘乗風を用心棒にすることを不安に思う。まあ当たり前だけどね。
 あんまり近くに置いときたくないのか、さっそく仕事として霹靂火に手紙を届けるように命じる鉄中棠。彼と入れ違いのようにやってきたのが温黛黛。鉄中棠が大富豪だと思って、この先アホの子雲錚のお守りをしながら苦労するよりは、手っ取り早く宝石を手に入れようと、こちらに鞍替えしようとしたのだ。慌てて霊光を隣の部屋に隠し、黛黛の相手をする鉄中棠。わしのもとに来たいのならあの若造と別れてこい、と二人を引き剥がしにかかる。この様子を隣で見ていた霊光ちゃんは、鉄中棠のお芝居を真に受けて泣いちゃう。黛黛が帰ってから慌ててなだめる中棠兄さんであった。

 さて、雲錚の元に戻った黛黛は、さっそくとばかりに別れ話を切りだす。この割り切りの早さが素敵だ(笑)。一方、全く納得がいかない雲錚は必死で黛黛を繋ぎ止めようとするが、何を言っても空回りするばかり。この一連のやりとりはいろんな意味でかなり痛い。やー、若くて純な男って、なんつうかこう見てていたたまれなくなるというか(^^;

 一方の潘乗風、言われた通り、海大小と上機嫌で酒を酌み交わしている霹靂火に手紙を渡す。手紙を読んだ霹靂火はいきなり怒りだし、潘乗風もひきつれて黒星天の下へ。実はこの手紙、霹靂火と黒星天のあいだに諍いがあるとふんだ鉄中棠が、二人を戦わせて同士討ちさせようと策を巡らせて書いたものだった。
 黒星天の下にいた白星武.司徒笑と霹靂火、海大小との間で、再び一触即発の雰囲気が漂う。今度こそ只ではすまないというそのとき、またも場を治めにやってきたのは李洛陽と李剣白の父子だった。この成り行きを影から観察している鉄中棠。なんか李家に入ってからこの人こればっかりだな(笑) 家政婦は見た?

 そこに現われた目の醒めるような美女一人と子供一人。彼女は老婆に化けて宝石大会に参加していた九子鬼母こと陰儀で、子供は弟子の小華だったのだ。訳あって潘乗風を仇とつけ狙う彼女は、彼を引き渡すように李洛陽に申し入れる。だが、李家に身を寄せたものはどんな理由があろうと守る、という李家の掟を破るわけには行かないと、この要求を突っぱねる。すると九子鬼母はその場にいた全員(姿を見せていなかった鉄中棠を除く)に、処刑執行の印となる珠を渡し、いずれ命を取りに来ると言い残して、風のように去っていった。この緊急事態に李洛陽は宝石大会を急遽中止し、客たちを返すように息子の李剣白に命じるのだった。この突発事項に驚きながらも取り乱さず、筋を通して動じない李洛陽にちょっと感服。扱われ方はちょっと地味だけど、大した人だよ、この人。
  
 これに驚いたのは鉄中棠、自分のとった策が原因で、五福の連中だけならともかく、李洛陽父子や海大小まで巻き込んでしまったことに責任を感じてしまったのだ。客たちが逃げる中、彼はここに留まって彼らの為に戦うことを決意する。が、九子鬼母の噂は江湖だけではなく、遠く塞外にまで届いていた。それも、”一度に724人も殺した”とか”9人の恐ろしい弟子がいる”とか凄いものばかり。霊光を巻き込むわけには行かないと、彼女は避難させようとする中棠だったが、大事な中棠兄さんが心配な彼女はなかなか承知しない。

 さて、雲錚のほうも避難勧告を受けるのだけど、敵討ちのことで凝り固まってる彼は素直に従わない。この熱血馬鹿ぶりについに見切りをつけた黛黛、別れの置き手紙を残して、大富豪の爺さんと信じ込んでいる鉄中棠の下に走る。はっきり言って黛黛のことなんかすっかり頭から抜け落ちていた中棠は、いきなりの訪問になんとか取り繕うものの、かなりうろたえているのは見てて明らか。まあ、前回泣かせちゃった霊光ちゃんが隣の部屋に隠れているんだし、無理もない。それでも、手紙を読んだ雲錚がやってきたと聞くと、二人の仲に引導を渡すチャンスだと黛黛を伴って雲錚の前に姿を現わす。ここでも痛いセリフ連発の雲錚。悪女モード全開の黛黛には微塵も届かず、すごすごと帰って行った。心中複雑ながら、ほっとした中棠は、これ以上一緒にいられてボロを出したら大変と、黛黛も追い返すのだった。見た目は老人だけど、中身は結構純な若者だからね。雲錚ほどじゃないけれど。

 涙まで見せて一緒にいたがる霊光ちゃんをようやく説き伏せて、逃げることを承諾させた鉄中棠。翌朝、避難して行く霊光ちゃんを門のところでお見送り。この鉄中棠が化けた老富豪を演じた役者さん(ややこしい!)がまたうまいんだよな。かんしゃく持ちの老人を演じながら、霊光ちゃんを見つめている時の目の表情が、まさに純な若者のものになっていて感心する。
 他の客たちに紛れて逃げて行く霊光たちの前に、九子鬼母の弟子たちが現われる。全身黒ずくめのコウモリみたいな男や、無気味な顔に毒手を持つ男、そして、九子鬼母と一緒にいた小華。彼らはどさくさに紛れて逃げようとしていた李家の使用人を連れ戻しに来たのだ。目の前で見た弟子たちのあまりにも恐ろしい姿に、やはり中棠兄さんが心配になった彼女は、遠くに逃げるのはやめ、目の前の宿屋に身を隠すことにしたのだった。

 逃げることなく李家の中の様子を窺っていた雲錚は、五福の連中が残ることを知って、自分もここに留まることを一同に宣言する。白星武が皮肉交じりに、「一緒に戦ってくれるのか、これはたのもしい」などと挨拶すると、付け髭の変装を解いて「俺は大旗門の雲錚だ! お前たちがくたばるところを見届けてやる」なんて啖呵を切る。いや、気づいてないと思ってたの君だけだから(^^; 
スポンサーサイト

Comment

Post comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。