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世界珍虫図鑑

 最初に断っておくけれど、私が虫が苦手である。特に細長くてうねうね動くある種の虫は背中におぞましいものが走るのを押さえられない。だけど、昆虫という生物種が適応の過程で身につけたあまりにも多彩で華麗な生態には驚きと共に魅力を感じずにはいられないのだ。

 この本は、それら昆虫たちの中から105種を選んで、その生態を美しいカラー写真と共に解説している。タイトルに”珍虫”とあるけれど、絶滅の危機に瀕した希少種や、生態が特別に変わっていて目立つ虫を集めたわけではない。数ある昆虫の種類について”目”のレベルで全てを網羅する形で紹介することで、彼らの適応の多様性や、生物進化の歴史について判るように解説している。また、人間とのかかわり合いについても触れることで、単なる昆虫図鑑とはならず、より身近な存在として昆虫たちを見るようになるだろう。(虫嫌いの人にとっては悪夢かもしれないけれど(笑))
 だからといって、決して堅苦しい本ではない。昆虫の進化や分類、人間を含む他の生物との生態系の中での役割から、種の発見に至までの経緯や、人類の歴史や文化に対する影響など、多彩な話題には飽きることがない。中には、「モスラ」(あの怪獣映画に登場するあいつののことである)の分類学上の考察から、ガの進化の歴史を解説するなんて項目があり、中でしれっと
また、翅の斑紋には目玉模様が認められる、これは多くのガで外敵(主として鳥)を驚かすために発達したものであることが知られているが、これをもつモスラを捕食する生物の存在は確認されていない。(可能性として翼長500m程度の鳥類の存在を示唆する研究者もいる)
なんてことを書いてたりする。(研究者ってだれだろう?)

 もちろん、この本には例のゴで始まるあいつもちゃんと登場しているのだが、彼らがシロアリとは近隣種であるとか、夫婦で子育てをする種類があるとか、ちょっとびっくりするくらい綺麗なのがいるとか、これだけ身近な昆虫ながら、初めて知ったことが多すぎる。美しいゴキブリとして紹介されているウスバネミドリゴキブリなんて、これが同じ仲間? と思うくらいに綺麗。いや、形はゴキブリそのものなんだけどさ(笑)

 背筋をむずむずさせながら、そのあまりにも面白い生態に引き込まれてしまうこの本は、むしろ虫嫌いの人にこそお勧めなのかもしれない。
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Comment

おもしろそう!

生きている昆虫は好き(除く「ゴ」で始まるヤツと、ベンジョコオロギ)なので、かなりそそられます。
とくに
>美しいゴキブリ
が気になるのは、怖いもの見たさか?

2007.08.26 (Sun) | gegenga #Tk1SCyj2 | URL | Edit

面白いですよ

見た目に一番面白いのはジンメンカメムシかなぁ(http://contents.kids.yahoo.co.jp/zukan/insects/card/0652.html
写真が全部カラーなのがいいところなんだけど、虫嫌いだとやっぱり背中がむずむずしてしまうかも。
昆虫好きということであればおすすめですよ(^^)

2007.08.26 (Sun) | うちゃ #- | URL | Edit

こ、これは…

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070903_hexbug/
http://www.asovision.com/hexbug/top.html

…ほんのおすそ分けです。
え? うちゃさん、どうして手がグーになってるんですか?

2007.09.04 (Tue) | 碧猫 #fYTKg7yE | URL | Edit

なにも触角までつけることないじゃないか(^^;

これを開発するためには、さぞかし沢山のゴ……を観察していたかと思うと

2007.09.05 (Wed) | うちゃ #awJco6Pw | URL | Edit

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2008.06.04 (Wed) | Gazing at the Celestial Blue

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