BUGS/原作・七月鏡一 作画・藤原芳秀

 対テロリストの任務を帯びた自衛隊の特殊部隊。だが、彼らを待ち受けていた敵は人間では無かった……。なんてタイトルで思いっきりネタバレしてるが、襲ってくるのは巨大化した昆虫たちである。虫が苦手な人にとっては文字通り悪夢かも知れない。

 原作者自ら、「コンセプトはテレ東午後の映画」などと書いているように、B級SFテイストに溢れた作品。全三巻という長さも、映画にしたらちょうど90分くらいにおさまりそうな感じ。やっぱりこういう緊張感が命の作品は程よい長さに収まっていたほうがいい。
 昆虫対人間というコンセプトのフィクションは結構あって、映画版のスターシップトルーパーなんかもその変形だろう。人類とは全く異なる戦略ではあるが、同じように高度に環境に適応してきた生物である昆虫というのは、本能的なライバルと感じているのだろうか? この物語に登場してくる昆虫たちは、サイズを除けば普通にそのあたりにいるものたちと一緒である。だが、それこそが彼らの恐ろしさを際立たせる。
 登場するのはスズメバチみたいに、通常サイズでもかなりの脅威になるものもいるんだけど、それ以外はもしかしたらちょっと可愛い、とも思えてしまう奴らだったりする。人間とは全く勝手の異なる相手との戦い、それも完全に適地に孤立しての戦いはやっぱりスターシップトルーパーとかエイリアン2とかを思わせる。あれも金はかかっているとはいえ、やっぱりノリはB級映画だった。
 
 ネタバレになるからラストは明かさないけど、最後まで緊張が切れないのは自衛隊特殊部隊、昆虫たち、のほかに第三勢力のテロリストたちがいるからだと思う。これが上手い具合に話をころがしてくれるんだな。(事態を悪化させているとも言う)

 ああ、それから、ある種の人たちにとって最大の宿敵と言えるゴで始まるあいつは登場しないので、安心して欲しいところ(笑)

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うちゃさんったら
>ある種の人たちにとって最大の宿敵と言えるゴで始まる

なんだか、客 観 的 ですね?
へーえ?

ふーんだ。脚と羽が生えてかしゃかしゃ動く奴らは苦手だけど、背骨のある連中ならリアルスプラッタ(除、二本脚)だって全然平気なんですから(←意味もなく問題発言)。

ゴ…じゃなくても、あの手のが巨大化って、どうしてそういう事を考えつくかなぁ、しくしくしく。人間側が小さくなるパターンの話も結構イヤ。そりゃ、つい、怖いもの見たさで見てしまいますけどね。

私も

>脚と羽が生えてかしゃかしゃ動く奴ら
は苦手なので、なるべく感情移入をしないように書いてみました(^^; 

リアルに遭遇してしまえば、背筋に何かおぞましいものが走るくらい嫌悪感があったりもしますが、それはそれとして、彼らの環境への適応能力の高さは見事だと思います。
……そのことが一層嫌悪感を増しているということもまた事実ではあるのですが(笑)

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