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笑傲江湖 人物伝/左冷禅

 五嶽剣派の一派、嵩山派の掌門。五嶽統一を狙い、暗躍を続ける策略家。正派でありながら、その手法はかなり悪辣で情け容赦ないため、彼を嫌う人間も多い。が、その一方で力を求める人間には結構人望もあるようで、協力者には不自由してはいなかったようだ。
 左冷禅自身もともと五嶽剣派の盟主であり、嵩山派は他派に比べると勢力も大きかったようだが、それでも機会あるごとに他派の弱体化を謀っていた。彼のような人間にとっては令狐冲のような企画はずれの人間は理解不可能だったろうが、華山派弱体化のための駒としては申し分なかったようだ。冲の苦労の半分くらいはこいつが原因である。
 他にも魔教の振りをして他派を襲ったり、五嶽合併に反対している恒山派を弟子もろとも全滅させようとしたり、こいつ本当に正派か? と言いたくなるような悪辣な手を使う。目的のためには手段を選ばないタイプ。

 その野心は五嶽統一にとどまらず、少林寺、武当などの他の正派もまとめ、最終的には日月神教を滅ぼして江湖に君臨することまで夢見ていた。野心の強さゆえに任我行には”軽蔑する三人半”の筆頭に上げられている。あらゆる意味で令狐冲とは反対側に位置する人物だろう。
 だが、決して口だけの人物ではなく、その実力もトップクラスで、必殺技の”寒氷真気”は任我行の”吸星大法”をも封じた。彼とまともにやり合える人物はかなり限られるのではないだろうか。

 そして、数々の策略を重ね、五嶽が統一され自らがその盟主に着こうというその時、自分がそれまで軽視し軽蔑していたであろう人物にその地位を奪われてしまう。ある意味野心家の最期にふさわしいのだけど、そこまで積み重ねてきたものが全て崩れ去る時、どんな気がしたのだろうと思うと、ちょっと切ない。
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