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スピーチの品格

 歳をとって、社会的地位が上がった人にとって、若い連中に向かってなにかスピーチするというのは、結構な快感になっているに違いない。もっとも、その事自体は別に責められることじゃないよね。それが良いスピーチであれば別に文句はありません。しかしそれが、自分だけがうっとりしてるみたいなのになってたら、聞かされるほうはたまったもんではない。

スピーチというわけではないけれど、
男の魂に火をつけろ! - 若くない君への年賀状で知った、藤原正彦さんのこちらの文章はそういう匂いがやたらとする。詳しくはwashburn1975さんがツッコミ入れているので、それを読んでもらえばいいかなとも思うけれど、ひとつだけ、
君の生まれたころに比べ、わが国の治安は比較にならないほど悪くなっています。外国人犯罪の激増もあり、世界で飛び抜けてよかった治安がここ10年ほどで一気に崩されてしまいました。

 数学者なんだからさ、ちゃんと統計読もうよ。素人が言ってるんならともかく、少し自分の発言の影響力というのを考えて欲しい。

 それにしても、言ってることがほとんど居酒屋で酔っぱらいのおっさんが、若いのを捕まえて説教してるみたいな内容になってしまっているのがたまらない。「数学者 藤原正彦」でなくても言えるようなことばかりなんですが。著者名を隠してしまえば、それこそ居酒屋のおっさんの説教ってことにしても成り立ってしまいそうな話だ。

 私はこういうのを読むと、これと比較したくなるんだよね。
ジョブズの卒業祝賀スピーチ:ジョブズの卒業祝賀スピーチ - livedoor Blog(ブログ)
 これはジョブズでしか言えない。ここで語られていることはすべて彼の個人的な経験から導き出されたことだ。もちろん「Apple CEO」という肩書きがなければ説得力はずっと少なくなってしまうけれど、こういうスピーチをする人だから「Apple CEO」になれるんだ、と思えるよね。

 こんなところに「品格の差」というやつを感じてしまうのであった。
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