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ウルトラマンダイナ 第二十話「少年宇宙人」

 この話、単発のエピソードとしては全ウルトラシリーズの中でも一、二を争うくらいの名エピソードだと思う。実は、ダーウさんのところの感想を読んでいるうちに、久しぶりに見返したくなったのだった。

 太陽系から遠くはなれた氷の惑星ラセスタ。この星が消滅するところから物語は始まる。この事件は地球に住む三人の少年の未来を変えてしまうことになる。
 地球に住む平凡な小学生のサトルは、実は惑星ラセスタから地球に移住してきたラセスタ星人だった。母星が消滅したことによって、彼は友達や母親と別れて、同じように他の星々に移住していた仲間たちとともに、新しい母星を探しに出発することになった。
 サトルの友達、たっちゃんとみのっちは、サトルが宇宙人であったことに最初は驚くが、彼の旅立ちの力になろうとする……。

 一人で旅立っていかなければいけないサトルとそれを見送る人たちの姿に、涙もろい人なら大泣きするであろう。私はあまりドラマなんかで泣かない方なのだけど、これはかなりヤバイ。かといってそんなにあざとい”さあ泣け”という演出ではない、むしろ押さえ気味かな。ほとんど涙は見せないし。このエピソードのために新たに録音された、矢野立美さんの音楽がまたすばらしいのだ。

 サトルが宇宙人であることに、一度は驚いて怖くて逃げ出してしまったたっちゃんやみのっちが、サトルの恐怖や孤独を思って戻ってくるところがいい。不安でたまらなかったであろうサトルにとってどんなに嬉しかっただろう。その後はもうまったく以前の友達どうしに戻ってるんだよね。
 
 サトルたちに出された作文の宿題のタイトル「僕の未来」がそのままこのエピソードの主題になっている。たっちゃんやみのっちの励ましを受けてもまだ、タイトルだけで本文が書けなかった作文の宿題と、残ってその原稿用紙を見ることになるサトルのお母さん。このエピソードでウルトラマンはそんなサトルの旅立ちを助けるために登場する。倒さなければいけない”敵”なんてものがまったく出てこない、ウルトラマンとしては異色作のはずだけど、確かにウルトラマンのエピソードとして成立しているんだ。

 物語のラスト、大きくなったら宇宙飛行士と科学者になってサトルに会いに行くことを誓うたっちゃんとみのっち。ダーウさんが感じたように、不安に押しつぶされずに旅立っていったサトルに負けないように、胸を張って会えるようにとの思いもあったのかもしれない。
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