バビロン5/第44話「シェリダン暗殺計画」

 原題「THE FALL OF NIGHT」
 シェリダン「不当な攻撃から身を守ってしまって申し訳ない」
 バビロン5の母星の陰に、ナーンの巡洋艦がジャンプアウトしてくる。シェリダンは艦長の求めに応じて艦の保護と修理を約束する。
 ナーンとの戦争に勝利したセントーリは今度は他の国にも侵略を始めた。シェリダンは地球の介入を期待してその情報を送る。それと入れ違いに地球からランツとウェルズが派遣されてきた。ランツはセントーリの状況調査のために公安省から来たと言い、各国大使と面会を行う。だが、なぜかジ・カーとは会おうとはしなかった。
 一方、ウェルズは基地内のナイトウォッチ隊員を集めて「反地球的な言動」についての報告を受けていた。報酬に釣られてナイトウォッチ隊員となっていたザックは、密告めいたやり口に反発を感じるが、しぶしぶながらそれを認める。
 ナイトウォッチ隊員から、シェリダンが対セントーリを意識した戦闘訓練を行っていることを知ったランツは、シェリダンを責める。実は彼は地球とセントーリの同盟を進めるための予備調査に来ていたのだ。さらに悪いことに、ナーン巡洋艦をかくまっていることがロンドに知られ、セントーリ戦艦が現れる。シェリダンはナーン艦を逃がそうとするが、セントーリ艦はバビロン5ごと攻撃してきた。シェリダンは反撃を命じ、セントーリ艦を撃沈してしまう。
 怒ったセントーリ政府はランツを通じてシェリダンに謝罪を迫る。反発するシェリダンだったが、地球政府からの命令ということで謝罪させられることになった。ところが、謝罪会見の会場に向かう列車に爆弾が仕掛けられてしまう。爆発前に列車を飛び降りたシェリダンだったが、そのままではバビロン5の地表にたたきつけられて命を落とすことになる。そのとき、会場にいたコッシュが環境スーツから出てシェリダンを助ける。初めて人前に見せたコッシュの姿は、それぞれの種族の聖人のものだった。

 第二シーズンの最終話。なんかエピソードてんこ盛りで大変な回だった。セントーリ戦艦とバビロン5との戦闘だけでもお腹一杯な感じなのに、さらにコッシュの正体とか、ナイトウォッチがいよいよ真の目的のために動き出したりとか、さらには上では書かなかったけれどシャドウ戦艦の姿がマスコミにスクープされたりとか。第三シリーズに向けての布石がこれでもか、というくらいに入っていて、最終話という感じは全くしない。(これは第一シリーズの時もそうだったけれど)
 この回、やっぱり注目はシェリダンで、シリーズ開始の頃の軽い感じは全く薄れ、信念の人という感じに変わっている。冒頭に上げたのは、シェリダンが考えた謝罪の言葉(笑)。事件のおかげで謝罪の件はうやむやになったっぽいけれど、この人本当にこんな謝罪をするつもりだったのか(笑)

 ナイトウォッチの話はちょっとフィクションだと笑って済ませなくなってしまった。このドラマが作られた時期は、まだアメリカがリベラルよりだったころだけど、9.11の直後は、実際にこれに近いようなことまで起きていたから。最近は少し冷静になってきている、といいんだけど。

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