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グエムル 漢江の怪物

 今日はジャバさんのところハムニダ薫さんのところで絶賛されている「グエムル 漢江の怪物」を見てきた。以下、ネタバレを含むので隠します。
 いや、本当に面白かった。普通のモンスター映画であれば、まずは何かの予兆があって徐々に怪物の存在が明かされていき、クライマックスでモンスター出現! となるところなんだが、この映画ではそうはならない。もう始まってすぐに、あっけないほど簡単に全身を現してしまう。
 ところがそれでも全く緊張感は消えない。この映画はモンスターではなく、モンスターにさらわれた家族を取り戻そうとあがく人たちに焦点を当てているのだから。”敵”の姿ははっきり分かっていた方がいいのだ。そして、どう見てもこの対決は主人公側が無茶苦茶不利になっている。警察でも軍人でもない、はっきり言ってダメ家族にしか見えないじいちゃんとお父さんと叔父さん叔母さんである。

 そして警察も軍隊も政府もマスコミもあてにならない、それどころかむしろ”敵”になっている状態で、彼らがさらわれた娘を取り戻そうと奮闘する。しかし、肝心なところではほぼ間違いなくとんでもなくマヌケなどじをするありさま。もう応援するしかないではないか(笑)

 中盤で、じいちゃんは死に、残りの家族も散り散りになるという絶望的な状況になってからがこの映画の凄いところ。残された父親と叔父と叔母で、娘のいる場所を探し出してそれぞれが救出に向かうんだけれど、ここが全然かっこよく決まらないのね。ところが、それがかえって家族の絆を感じさせる。そりゃ、必死だからなりふり構っていられない、カッコなんてつけてる余裕はないわけだ。

 モンスターにさらわれた女の子がまたいいのだ。おそらくこの家族の中で一番機転が利くのではないだろうか。モンスターに見つからないようにやりすごしたり、同じようにさらわれてきた孤児の男の子をかばったり励ましたり。何とか逃げ出そうと考えたり。普通の中学生だったらあの状況であそこまで出来ないだろう。

 ラストについて賛否両論あるのは分かる。やっぱりあそこまでいったらハッピーエンドにして欲しい気はする。だけど、ラストでの三人のちょっと怖いくらいの闘いっぷりは、あの結末があってのことだろうし、そこにただよう物悲しさこそこの映画の味なんじゃないかと、私は思う。しかし、火炎瓶を落としたシーンでは「クライマックスでもそれをやるか!」とちょっとびっくりしたよ。ある意味恐ろしい人だ、この監督は(笑)

 ところで、一部でこの映画が日本のアニメ「WXIII」のパクリだとか騒いでいる人がいると聞いていたので、そうなのかと思って見たけど、全然違うじゃん(^^; 「WXIII」の方はモンスターの正体が×××(未見の人のために伏せ字)だというところにストーリーのキモがあるのに。どう見たらパクリに見えるのか、そっちの方が不思議だよ。
 
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