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それボランティアじゃないから

 以前、スターウォーズEP1の日本語字幕の訳が可笑しい、ということが話題になった。その中で「ローカルな星人」というのと並ぶ珍訳に「ボランティア軍」ってのがあったんだ。ここは「義勇軍」と翻訳するのが正しい。もともとボランティア(volunteer)ってのは義勇兵とか志願兵っていう意味がある。a volunteer armyってのが「義勇軍」ね。たぶんこれをそのまま「ボランティア軍」と訳してしまったのだろう。volunteerは動詞としても使われ、これは「志願する」とか「自発的になにかを申し出る」という意味になる。

 何にせよ「自分から進んで」というところが重要なわけ。ボランティア精神っていうのは本来そういう意味だ。だから、こんなふうに「ボランティア活動を必修化する」なんてのはおかしい(まあ、すでにあちこちで言われていることだが)。また、ボランティア活動を奉仕活動と言い換えたりしているが、奉仕活動=ボランティア活動ではないんだ。奉仕に対応する英語はserviceであってvolunteerじゃない。公に奉仕する活動はserviceなのね。military serviceって言ったら兵役のことだ。

 で、彼らの言い分から見て、養って欲しいのはボランティア精神じゃなくてサービス精神の方なんだろう。個人が個人として自発的に公の領域に係わっていく、というのがボランティア思想のキモのはずなんだが、そんなことは望んでいないのだ。あくまでもどんな奉仕をするかを決めるのは公の側であって、そこに個人の自発的な意志は欲しくないってことなんでないの。
 そうでなければ「義務化する」なんてボランティアから最も遠い発想は出てこないよね。

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