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30万人は捏造だろう、という説

 中国の南京事件に対する見解、いわゆる南京大虐殺についてまとめると次の様になるであろう。
(1)日中戦争の南京攻略戦の前後の期間で、日本軍による中国軍民に対する大量の不当な殺害が行われた。
(2)その被害者数は、軍民合わせて30万人(以上?)である。
 さて、以前にもエントリーに書いた通り、(1)に関しては日本の研究者の間でも否定するものはいない(まともな研究者であればね)。そしてそのことを知っている否定論者は、(1)をスルーして(2)の方を集中的に攻撃することがある。曰く「中国政府は被害を過大に言い立てている」「なぜ肯定論者はそのことを中国に抗議しないのだ、反日だ!」とかね。

 しかしこれは話のすり替えである。問題になっているのは(1)の方だから。そりゃ「大量」の意味が変わってしまうくらい少ない被害者数であるなら話は別だけど、前のコメントでも書いたように、日本側の最小の見積もりでも万のオーダーは下らない。数が大きすぎてピンとこないかもしれないけれど、1万人って言ったら途方もない数だぞ。私の通っていた中学校は結構生徒数が多くて、一学年13~14学級あったけれど、それでも全校生徒を集めても2千人に満たない。1万人って言ったらその5倍。4万人(秦説)であれば20倍。これを”小”虐殺とか言う奴の気が知れない。

 「被害者30万人なんて捏造だ、許せん!」なんて言うのは勝手だけど、仮に中国がプロパガンダのために被害者数を大幅に上乗せしているのだとしても、そのことで実際に万のオーダーで虐殺したことを相殺できるわけが無い。つまり、「虐殺をプロパガンダとして使うこと」と「虐殺そのもの」は別々の問題なんだ。後者を問題にしているのに、前者の問題にすり替えても批判にはならないんだよ。

 じゃあなんで、「虐殺そのもの」の方をより重要視するかというと、それはこちらの南京からベイルートへの道を読んでもらえばわかるのではないだろうか。軍による虐殺というのは歴史上の一事件や特定の国に起きるようなものではなく、いつでも、どこでも起こりうる悲劇だから。
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