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武士道の逆襲/管野覚明

 この間百姓の話をしたので、今度は武士について。
 武士道と言うと、新渡戸稲造を思い浮かべる人は多いだろうが、この本の著者は「新渡戸の語る武士道精神なるものが、武士の思想とは本質的には何の関係もない」と言い切っている。それは明治国家体制の元で、それまで幕藩体制下にいた人々を帝国臣民するために作り上げられた国民道徳であって、実際の武士とは無関係なものだそうだ。明治政権というのは、武士を否定することから始まっているのだ。

 では、本来の武士道とは何だろうか? それはあくまで武士という存在がその生活の中で理想として目指してきたものだと言う。だからこの本ではまずは武士がどういう存在であるか、ということを執拗に説く。
 武士の根本には武力を持って己と己の一族を養うものであり、その本質は戦闘者である。自分を支えるものは自分の実力のみであり、それを見誤ることは死ぬことを意味するという、非常に厳しい世界に生きた人たちの規範であり、道徳だった。

 ちょっとこれは、普通の人間には厳しすぎる。確かに魅力的ではあるんだけど。
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