スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

立ち位置と立ち居振る舞い

 このあいだ取り上げた伊勢崎市議のブログだけど、その後も彼女自身からの回答があり、また彼女の賛同者たちによるコメントも増えてきている。しかし、どうも話がかみ合っていないというか、実質反論になっていない。どうやら何を批判されているのかを理解していないように思える。批判されているのは「立ち位置=主張のそのもの」ではない「立ち居振る舞い=主張の仕方」なのだ。

1/24追記
最新エントリーでのササクレYUKOさんの見事なコメント。

意見を言うのはもちろんよい事ですが。
ソースや根拠のない意見は、その反面に「情報を操縦&捏造できる」という危険性があります。

また、強姦や準強姦罪と、経済の性=すなわち性を商売にすることの危険性は、別に考えるのが妥当でしょう。


軽率だった発言にはきっちりと謝罪したうえで、当事者の声を聞いたうえで学びなおし、その上でもう一度発言しなおしたほうが、むしろ伊藤議員にとっても、伊勢崎市民にとっても良いと思います。


全文引用したいところだけど、骨子だけ。私もこれが現時点での最善の対応だと思う。また、こういった意見が最後まで伊藤市議の”賛同者”の中から出てこなかったことについて、よく考えて欲しい。本当に味方になってくれているのはいったいだれであったのか?
ーーーーー追記ここまで。
 最初のエントリーでの主張は、「ジェンダー教育を進めることによって青少年の精神が乱され、性犯罪が起きる」というものだ。これに対して煙さん、牧波昆布朗さんからの批判が為される。だが、ここでは主張そのものに対する批判がされたわけではない。

 まず煙さんの指摘から見てみよう。当たり前の話なんだが、ここで取り上げられている事件が、ジェンダー教育の結果であると主張するには、被害者が「ジェンダー教育」を受けていることが最低限の条件となる。だからそれが明確になっていないエントリーに対して、このような指摘が出るのは当然なのだ。
あまりに牽強付会ではないでしょうか。
少なくとも現時点では、「ジェンダー教育」と「被害に遭った少女」の因果関係は不明であり、被害にあった少女は「ジェンダー教育」を受けていないから被害に遭ったのかもしれないし、「ジェンダー教育」が不十分だったから被害に遭ったのかもしれないし、「ジェンダー教育」とは無関係に、別の要因で被害に遭ったのかもしれない、という推論も同じように成り立つはずです。

こういう形で「事件」をご自身の政治的主張の根拠にされることには疑問を感じます。


 この批判に対して、あくまでもこの事件の原因がジェンダー教育にあると主張するのであれば、被害者の少女がジェンダー教育を受けていたかどうかを確認する、という手順をまず取らなければならない。ところが、これに対する返答はこのようなものだった、これではまったく回答になっていない。煙さんの指摘は、最初に取り上げた事件とジェンダー教育との関係があるかどうかだったのであって、「過激な性教育」と「性犯罪多発化」の因果関係を主張したところで回答になるはずはない。

 次に、牧波さんの批判、こちらは一見主題からは離れた傍流の批判に思えたのだろう、”揚げ足取り”という言い方をしている。だが、伊藤氏の市議という立場を考えれば決して軽く扱って良い批判ではない。その後のエントリーで、元になったと思われる読売新聞の記事との比較、考察が行われているが、これを読むと更に怒り倍増、服部半蔵って感じだ。「ここまでして、被害者を叩きたいのか?」と問い正したくなる。

 更に言えば、仮に伊藤氏の主張がすべて正しく、「ジェンダー教育」なり「過激な性教育」のせいで、この少女が性犯罪の被害にあったのだと仮定してみよう。だとしたら、この少女は彼女の言う「ジェンダー教育」の被害者でもあるはずだろう。その被害者に対して「幼稚」とか「破廉恥」なんて言葉をかけられるということは、実は教育を受ける子供のことなんか何一つ考えていないのではないか、と思われても仕方あるまい。「子供を性犯罪から守る」っていう目的で「ジェンダー教育」に反対しているのならば、その教育の被害者に対してこんな言葉は出ないはずだ。

 ここでも批判されているのは、立ち位置ではなく立ち居振る舞いの方だ。しかし、これに対する回答もやっぱり的外れ。本来の主張への反論ではないから、揚げ足取りとしか見えてないのだ。上で書いたように本論の正当性を脅かすものであることがわかっていない。

 市議自身だけではなく、賛同コメントも情けない。立ち居振る舞いへの批判であるのに、「この調子でがんばってください」ってねぇ。「この調子」でがんばってくれれば、野次馬的には面白い見せ物になりそうだし、ジェンダーフリー推進派にとっては反対派の主張がいいかげんであることのいい宣伝になる。味方の足ひっぱってどうするんだよ。
スポンサーサイト

Comment

Post comment

Secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。