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巌窟王 第十三幕 エデ 

 モンテ・クリスト伯爵を逮捕しようと待ち構えていたヴィルフォールだが、伯爵がヴィルフォール夫人エロイーズを証人として保護していたため、逮捕できずに逆にやりすぎによって内務省に睨まれて失脚してしまう。
 フランツは”巌窟王”という名前からモンテ・クリスト伯爵の秘密にせまろうとするが、図書館では情報はみあたらず、友人リシュアンの助けを借りて内務省のデータベースにアクセスする。そこでは、巌窟王が闇の王といわれたこと、千年前に捉えられてイフ城に幽閉されていたこと、十年前に死亡したことが告げられるが、巌窟王とは何ものなのかという問いには、機密事項へのアクセスとしてはじかれてします。
 一方、ヴィルフォールに気をつけるように伯爵に伝えに来たアルベールだったが、伯爵には会えず、応対したエデからその生い立ちを聞かされる。彼女は辺境の小国の王女であったのだが、同盟を結んだ地球よりやってきた士官によって謀反を起こされた。父親を殺され、母親と共に奴隷として売られたエデは、母の死後、伯爵に買われたのだ。そして、伯爵邸を辞したアルベールは伯爵を殺そうとやってきたヴィルフォールを見かける。

 二幕ずつだと、長くなりそうなので一幕ずつ。このあたりにくると小説版との違いも大きくなってきた。”巌窟王”と言うのはもともとモンテ・クリスト伯という小説の日本語題名なので、当然元の小説でいえば伯爵自身のことになるわけだが、アニメ版では伯爵とは別の人格としてある。そして、毎回冒頭にナレーションとして流れる声はどうやらこの巌窟王であるということがわかってくるのだ。
 エデが身の上話をアルベールにするのも、実際は伯爵の復讐の一部である。それは、エデが固有名詞を慎重に避けていることでもわかる。エデにとってはアルベールは父親の敵の息子になるわけなのだが、この身の上話をしているときのエデの感情はどうだったのだろう。何も知らないアルベールは家に来て欲しい、などとあまりにも無邪気なことを言っているのだ。彼の純真なところは好ましく思いながら、かえってそのことが彼女の復讐の決意を強くさせたのかもしれない。
 アルベールがすべてを知るのは、まだ少し先のことではあるのだが。無意識のうちに何かが起こっていることを感じているのだろう。徐々に不安な表情を見せるようになる。
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