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ブクマコメントがあまりにも酷かったので

 ちょっと前にこちらのエントリーブックマークしたのだが、ブクマコメントでいいかげんなデタラメ書いているのを見かけてしまった。ブクマで言及するにはあんまりにも突っ込みどころ満載だったので、エントリーにしたててみることにした。

adatom 南京大虐殺が「一般市民を数十万人殺した」から、「兵士・捕虜・市民合わせて少なくとも数万人は殺した」という大虐殺?な状況まで国内では修正されたことが、まさに歴史修正主義の活動の結果だぞ。数十万に戻すの? 2008/11/21


 せっかく本エントリーに南京事件FAQへのリンクが貼ってあるんだから、せめてそのくらい読んでからコメント書けばいいのに。まずはあまりにも基本的なことだが、南京大虐殺が「一般市民を数十万人殺した」という主張をしているものは国内の研究者にはいない。それどころか、中国ですらその主張はしていない。これについては南京事件初歩の初歩を見てもらえばわかるはずである。じゃあ、この説を広めているのは誰かと言えば、実は否定派なのである。
何のために? もちろん燃やすべき藁人形として。つまり、歴史修正主義者の批判によって変更された通説「一般市民を数十万人殺した」というのは、彼ら自身がかってに作り上げ、そしてかってに否定しているわけだ。自作自演乙、とでも言えばいいのだろうか?

 では史実としての南京事件とはどのようなものか、これは最初から「兵士・捕虜・市民合わせて少なくとも数万人殺した」というものだ。犠牲者数についてこそ諸説あるとはいえ、内容についてはほぼ動かしがたい史実として確定している。そこに歴史修正主義者たちの主張が入り込む余地はない。彼らは何一つ史実を”修正”などしていないのである。

 大虐殺という呼称についても触れておこう。確かに”大”という文字を付けるかどうかについて主観が入るのだろうが、
・投降兵の殺害
・裁判なしでの捕虜の処刑
・ずさんな敗残兵狩りと、やはり裁判なしでの処刑
・一般市民に対する略奪、放火、強姦、及びそれに伴う殺人
こういった行為が行われ、犠牲者が少なくとも万のオーダーはくだらないというのは、充分すぎるほど”大”虐殺と呼ばれうるものだろう。少なくとも私は「兵士・捕虜・市民合わせて少なくとも数万人殺した」に対して「大虐殺?」というコメントを残すような人物の人間性を疑う。

 ついでなんで、こちらのコメントにも反応しておこう。

sandercohen はてな, 人生, 思想, 歴史 あった、なかった、じゃなく、いったい何人あの場所で死んだのか。今じゃ、完全になかったと言っているウヨだっていないし、三十万を肯定するサヨだって同じくらいいない。お互いに藁人形劇場やってる。その被害者。 2008/11/18


 なるほど、櫻井よしことか渡部昇一とかは藁で出来てたんだ。それは知らなかった。まじめな話をすれば、確かに全く一人の犠牲者も出なかった、ということを主張している人間はさすがにいないだろう。だが、どう考えても無茶な国際法解釈によって日本軍を免罪しようとしたり、史料の恣意的な解釈によって証言者を貶めようとしたりしている人間は現実に存在する。否定論者が使ったような藁人形を、史実派が使っている、と言う指摘は事実に反すると思うがいかがだろうか?
 なにしろ、現役の国会議員にさえ南京大虐殺は実質無かった、などと公言している人間がいるのである。それともやはり彼らは藁で出来ているんだろうか?

 なお、本エントリーの事実認識としては、主に先に挙げた南京事件FAQによっている。間違いなどあった場合には指摘していただけると幸いである。

 11/29追記
 見たらブクマコメントを変更していた
南京ryが「一般市民を数十万人虐殺」から「兵士・捕虜・市民合わせて数万人は殺したかも」という大虐殺?な状況まで国内では修正されたことが、(俗に言う)歴史修正主義の結果 /日本で自身の歴史を修正してるのは誰かな

「殺したかも」だって、劣化してるよ。前回のコメントじゃそこだけは間違ってなかったんだがな。歴史修正主義に好意的な人間は、史実から目を背けるという格好の例になっているのに気がつかないのが滑稽だな。
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