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東周列国 戦国編 第十一集(2)

 ラス前、ついにここまで来ました。

 荊軻の話を聞いた燕の太子丹は、彼を自らの元に招き寄せようと田光を使いに出す。だがうっかり、このことはくれぐれも内密にと念押ししたため、田光は自分が疑われたかと思い、内心穏やかではない。そして荊軻のいた宿屋を訪ねた田光だったが、荊軻は既にそこを後にしていた。

 一方、秦は趙を攻撃しようとしていたが、趙には名だたる名将の李牧がおり、彼が居る限り苦戦は免れなかった。そこで、趙王お気に入りの郭開という家臣に賄賂を送り、李牧を貶めて戦わずして彼を取り除こうとする。
 この策は成功して李牧は殺され、趙は秦に破れて、首都の邯鄲は陥落する。かつて人質時代にひどい目にあわされた嬴政は、ここぞとばかりに恨みを晴らすのだった。

 一方の荊軻は、酒浸りの毎日。無銭飲食したときに酒代を払ってくれた高漸離という楽器の名手と意気投合してからは、彼と共にのんだくれの日々を送っていた。そこにやってきた田光たち。あっけにとられつつも、秦王暗殺を依頼する。そして、太子丹からの、他言するのではないか、との疑いから、身の潔白を証明するため、自刃してしまう。荊軻はその姿を見て、太子丹の依頼に応じることにした。

 だが、太子のもとに現れた荊軻は、あいかわらずぐうたらしているように見えて、やる気があるのか無いのかよくわからない。そこで、太子は彼を試すために、荊軻が戯れに口にした美女の腕や、駿馬の生き肝を届けさせ、荊軻の反応を探る。
 荊軻はそれに対して、相手が残虐なのだから、こちらも残虐になる必要があると言う。そして、秦王を刺すだけならば簡単だが、近づくのは難しいと指摘する。そして、そのためには督亢の地と、太子丹か樊於期将軍、どちらかの首が必要だと言うのであった。
 その樊於期は、一族を皆殺しにされたショックからすっかり覇気を失い、秦の宮中の様子を訪ねた荊軻にも一言も答えることが出来なかった。

 一方、嬴政は激務からくる頭痛になやまされながらも、精力的に王としての勤めを果たし、既に統一した後の王朝の行方についてまで構想を巡らせていた。

 嬴政と荊軻、どちらも非常に癖があり、万人に好かれるようなタイプではない。しかし、傍若無人に見えながら実は言っていることは的を射ており、ただ、それが最短距離を進む過激なものであるが故に酷薄に思えること。そして、周りの人間に対する強烈な自負心が反発を呼ぶのであろう。
 よく見ると似たもの同士、だが互いに相容れない存在として出会うことになるわけだが。あと残り一集、はたしてどんな結末が待っているのか。

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Comment

No title

もうこの辺まで来ると、嬴政の言動なんかを含めて本当に終わりは間近という色が強いですね。あとはただ見届けるだけという感じです。

>似たもの同士
言われてみると確かにそうですね。
この辺りの紙一重感というか、二人の今の境遇が違うというのは
身分の違いという点以外には特に意味はないというのが
また時代を反映していると言えるのかも知れませんね。
この二人の描かれ方はそれぞれの作品によって特徴的なので、面白いです。

2008.09.09 (Tue) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>身分の違いという点以外には特に意味はない
そうですね、そして身分の違いというのもまた、絶対とは言い切れなくなってきているというのも、この時代だからこそだと思います。

2008.09.09 (Tue) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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