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東周列国 戦国編 第四集(3)

 第4エピソードも終了。

 斉に入った孫臏は、国王から下賜された官女を使って龐涓に対抗するため、陣法の考案を始める。だが、そうこうしているうちに龐涓が趙に攻撃をしかけているという知らせが入ってくる。趙が落とされれば斉も危ういのだが、魏軍は強く直接戦っては被害が大きくなる。そこで、孫臏は趙を救援すると見せかけて、魏の大梁を攻め、知らせを聞いた魏軍が戻ってくる所を待ち伏せしてこれを討つという策を提案する。
 これを容れた斉王は、孫臏を軍師として軍を魏に送り、計画通りに帰還してきた龐涓率いる魏軍を桂陵で待ち伏せてこれを破る。だが、龐涓はこの時は命からがら逃げ延びていた。

 龐涓に勝利するも、彼を取り逃がした孫臏だったが、ある日そんな彼の所に龐英がやって来る。始めは彼女を受け入れようとした孫臏は、彼女が漏らした「兄の償い」と言葉を聞くと彼女を拒絶し、龐涓を倒すため陣法の考案に没頭し始めるのだった。そんな孫臏の姿を見た龐英は失望し、彼をなじって立ち去ろうとするが、その彼女に「自分は官を退いて鬼谷に戻るから、そこで龐涓と仲直りしたい」と伝える。
 だが、龐涓は、魏に帰った龐英からその言葉を聞くと、孫臏のいない今こそ斉を討つ好機と、逆に斉に出兵することを決める。そして孫臏のほうもまた、そんな龐涓を待っていたかのように迎え討つのだった。

 こうして同門の弟子同士の熾烈な戦いが始まる。孫臏は軍営でのかまどの数を徐々に減らして軍が弱体化しているように見せかける。そして油断した龐涓を馬陵という難所に誘い込み奇襲をかけて魏軍に大打撃を与えた。だが、龐涓率いる義軍も強く、斉の軍隊も厳しい状態が続いていた。

 そんな両陣営をやはり鬼谷子の弟子である蘇秦と張儀が訪れる。彼等は二人を和解させたいという龐英の頼みを聞いた鬼谷子によって、孫臏と龐涓を説得するためにやって来たのだった。彼等の説得によって、会談の場が設けられるのだが、既にお互いに後には引けなくなっていた二人は決裂する。龐涓は、孫臏の手にかかって死ぬのであれば本望であると言い、もし死んだら遺体は鬼谷で共に学んだ松の木の下に埋めてくれと頼むであった。

 そして決戦。斉軍は圧勝し、龐涓は矢を浴びて命を落とす。勝利の報告を受けた孫臏は龐涓の遺体を探すのだが見つからない。孫臏の龐涓を呼ぶ声がいつまでも戦場に響くのであった。

 いままでも復讐の話はいくつもあったのだが、同門の弟子であり、兄弟子として慕っていた龐涓に裏切られた孫臏の話は、そう単純に割りきれないものを感じる。お互い、同じ道を進むことは出来ない、という師の言葉は、今は二人とも分かりすぎるほど理解しているのだろうが、それでも仲の良かった兄弟弟子としての感情はまだ残っているようにも見える。お互いに誰よりも相手を理解しているから戦いは避けることが出来なかったのだろう。
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Comment

No title

あんまりこのドラマのように龐涓側の方も掘り下げている…というか、
師兄に対する孫臏の思い入れと同時に、
単なる狭量な嫉妬というだけでも終わらない龐涓の心情というか、
その辺を相互にきちんと掘り下げた描き方がされることって少ない気がします。
普通は、悪辣な龐涓に対して孫臏は容赦が別にないというか、
内面的な葛藤なんかもあんまりないというか。
(まあやってることが実際悪辣だから、そう描かれるのも仕方ないってのもあるんですが(^^;)
前章の衛鞅もそうでしたが、この辺りの肉付けというか、味付けは、
このドラマ、なかなか面白いと思えます。

2008.08.17 (Sun) | Manbo #mQop/nM. | URL | Edit

No title

>前章の衛鞅もそうでしたが、この辺りの肉付けというか、味付けは、
このドラマ、なかなか面白いと思えます。

そうですね。Manboさんが歴史を描くというよりは人物を描くとおっしゃっていたのがよくわかります。
……ときどきオリジナル要素が”浮いて”しまうように感じることもあるのですが(^^;

2008.08.17 (Sun) | うちゃ #9fUrC8Yk | URL | Edit

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