碧血剣/程青竹

 久しぶりの武侠ネタ。

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タグ : 碧血剣

ちょっといい話

 CNET Japanで読んだこの記事
プロがなぜ、二次創作を願うのか--Gacktが歌い、三浦建太郎が描く「がくっぽいど」:ニュース - CNET Japan
 プロの歌手であるGacktさんとプロの漫画家である三浦健太郎さんの決断が凄い。
 三浦さんのこのコメント
三浦氏はイラストを無償提供したといい、キャラクターの二次利用についても非商用かつ個人利用であれば構わないという。

 もしかしたら、単にニコニコ動画が好きってだけに取られるかも知れないけれど、それだけでは済まないと思うんだよな。確か角川がMADムービー容認したという話も聞いたし、以前にニュースになったように円谷もYouTubeでの無料配信を始めたりしているし。
ちょっとびっくり。

誰か教えてください

 死刑廃止の話題になると必ず登場する人たちがいる。こちらのコメント欄にもいらっしゃっているのだが、「犯罪被害者の人権を無視するな」という人たち。

 私には見当がつかないのでぜひ教えて欲しいのだけど、「加害者を死刑にすることによってのみ守られる人権」っていうのは、具体的にはなんの権利なんでしょうか? 仇を討つ権利、なんてものは認められてないしさ。犯罪被害者の救済を行なう、ということは加害者を殺害することとは別個に行なえるはずだよね?

(放蕩息子さんがコメント欄で紹介しているように、死刑廃止を訴えているアムネスティは、被害者救済についても積極的に行なうように訴えている。)

料金プラン、来ました

 気になっていたiPhoneの料金プランが発表になりましたね。
 パケット通信無制限で、月額7,280円〜は、かなり頑張ったんじゃないでしょうか。ビジュアルボイスメールなんかにも対応するオプションをつけても8000円以内。
 うむ、これなら全く躊躇無く買えます。もともと私の携帯はお財布機能もなんにもついてなかったから、機種を変えたからといって何かが無くなるわけでもないし(笑)
 問題は、手に入るかどうかだよな。iPod Touchと同じく16Gは一ヶ月遅れとかになってしまうんだろうか?

 出来れば最初のうちはあんまり売れて欲しくないなぁ、手に入りにくくなるから(^^;

『 JUDY 』〜 The Great Unknown Squadron 〜

 こちらのコメント欄で、ナオポレノフさんという方から教えていただいたのですが、「彗星夜襲隊」を演劇として上演してるグーフィー&メリーゴーランドという劇団があるそうです。上演は一昨年から行われていたようですね。

こちらにその詳細がありますが、元芙蓉部隊の方に取材されたり、考証協力としてこの本の著者である渡辺洋二氏が名前を連ねていたりと、かなり興味を惹かれる内容となっています。今年は7月23日〜27日の上演ということで、私も都合をつけて見に行こうかと思ってます。

 沖縄戦を題材にすると大和と特攻隊ばかりになるのが不満な私としては、こういう動きは大歓迎です。演劇だけじゃなくて映画とかにもならないかなぁ。

 ナオポレノフさん、情報有難うございました。

輪舞−Revolution/奥井雅美

 今の日本は自由の国だという。たぶんそれは正しいのだろう。身分制度もないし、言論の自由も思想信条の自由も保障されている。
 だけど、目に見えない枷ははっきりと分かるそれよりもたちが悪くて、誰を相手にすればいいのかわからない。ふりはらおうとしていると、リアリストを自称する人たちに「そういうときには世の中にあわせるものだ」「空気読め」とか言われちゃうんだが。
Take my revolution 生きて行こう 現実はがむしゃらに来るし
自分の居場所 存在価値を見つけたい 今日までの自分を
潔く 脱ぎ捨てる 裸になる 自由を舞う薔薇のように
たとえ2人離ればなれになっても 私は世界を変える

 それでも、たった一人になっても、求めることをやめないでいる。

作詞:奥井雅美
作・編曲:矢吹俊郎

Flash/Queen

 映画「フラッシュ・ゴードン」のテーマ曲。かなりの大作SF映画だったのだが、映画の出来自体は……という感じ。原作はアメリカで人気の高いスペースオペラで、ルーカスは本当はこれを映画化したかったんだけど、版権の関係でできなくて「STAR WARS」を撮ったんだそうだ。

 映画はともかくとして、曲のほうはこれがむちゃくちゃかっこいい。はっきり言って映画の中身はまるっきり忘れているが(見に行ったんだよ(笑))曲のほうは一回聴いたら忘れられないものがある。数あるSF映画のテーマソングの中でも5本の指にはいるんじゃないだろうか。「フラッシュ! アーアー」って書いたらわかるかな?
 Queenは主題歌だけでなく、映画の音楽全般を担当。ストーリーはほとんど残ってなくても曲の方は聴けば思い出すはず。
Queen - Queen: Greatest Hits - Flash 
*ひでさんに最近音楽ネタが少ない、何て言われてしまったので頑張って書いて見ました(笑)

デベロッパーは何を見たのか

 先のエントリーで、私が今回の基調講演の中で”面白い”と感じた各デベロッパーのデモ。全部で11社が登場していたが、それぞれがiPhoneをどんなデバイスと見なしているかというのがある程度わかる。

 ひとつは携帯ゲーム機ととらえるグループ。今では電車の中なんかで携帯電話のゲームをやっているのはごく普通の風景になっているけれど、それでもiPhoneの持つスペックと、かなりハードに近いところにアクセス可能な開発環境を使って作られたゲームとなると、専用ゲーム機と比べても遜色ないくらいの物が出来る。
 ただ、今までのゲーム機だったら必ず付いていた十字キーとボタンがまるっきり無くなっていることが制約になるところもあるんじゃないかな。タッチと重力センサーだけでこれらの代わりをするのは難しいと思う。ゲームの文法から考え直さないといけないケースもあるだろうね。その一方で非常に大きなメリットになるのがAppストア。在庫を持つ必要もなく、国境の枠も超えて流通させることが出来るわけだから、特に小さなデベロッパーにとっては魅力的なんじゃないだろうか。実は現段階でもすでにiPhoneとiPod Touchのユーザーで600万以上いるってわけだし。

 このユーザー数に目を付けて、iPhoneを一つのメディアとして見ているのがMLBとか新聞社だろう。もちろん、Safariが使えるわけだから、普通にWebサイトを構築してもいいわけだけど、より突っ込んだサービスを考えるのだったら専用アプリを開発するというのは一つの手だろう。この二社の場合はアプリを無料で配るということからもわかるように、アプリケーションはコンテンツを見せる為の手段というわけだ。

 もちろん、Newton以来の携帯情報端末としての使い方を考えている会社もあった。これがただの情報端末ではなく、ほぼ常時インターネットと接続可能で、GPSも搭載しているというのが、以前のPDAとは異なるところだろう。ある意味もっともスマートフォンらしいアプリとも言える。

 で、ぜんぜんそう言った枠に入りきらないのが、Band
 キーノートでも一番受けてたような気がする。デモしてた人たちもなんかノリノリだったし。これって、実はjailbreakによる勝手アプリだったんだよね。正式SDKに対応してしまうとは、びっくりである。
 

サンフランシスコで食べた美味しい物

atsushiさんには心配されてしまったけれど、ちゃんと美味しい物食べてきましたよ〜。
つうわけで、旅行中特に美味しかったレストランを二軒ご紹介。どっちも有名店のようで、予約しておかないと席を取るのは難しいかも。

初日に連れて行ってもらったのが中華のOriental Pearl。割りとリーズナブルな価格で美味しい料理が味わえます。なんでも、観光客向けのレストランばかりだったのに不満で、ちゃんとした中華料理を出す店を作ろう、ということで出店したということ。WWDC 参加者にもよく知られているようでした。二日連続で行っちゃった人も(笑)

火曜日にCocoa勉強会の人たちと一緒に行ったのがこちらのCrustacean。ベトナム風シーフードレストランですが、カニのガーリク・ローストが絶品。いや、ほんとに美味かった。私は、カニを食べるとアレルギーが出て唇が腫れてしまうのですが、なぜかこの日はそんなこともなく、美味しくいただけました。
しかし、お値段も結構な額に……高いワインをほいほい開けてたというのもありますが(^^; 
この二つのお店はまた行きたいです。

戻ってまいりました

ただいま〜。さすがに十時間以上も飛行機に乗っているとつらいわ(^^;

明日は休養して、あさってからは日常に……戻れるのか?(笑)

来年に向けての目標として一日一時間はiPhoneのプログラミングの時間を作ろう、とか思いました。あ、あと英語もちゃんと勉強しよう。

今日は帰国日

 もうこちらの時間に合わせる必要もないので起きてます(笑) 
 日本じゃiPhoneが売れるか売れないかの話題で賑わっているようですが(そして、それほどヒットしないという説が有力みたいですが)、とりあえずそれとはまるっきり無関係に私は買いますので(笑) 今から7月11日が楽しみです。
 つうかね、早めに手に入れたいので最初はそんなにいっぱい売れて欲しくないかも(^^; Touchのときみたいに、品薄で一ヶ月くらい手に入らないなんてのは嫌だしぃ。

 今回、WWDCに初めて参加した感想は色々あるけれど、基調講演の反応がデベロッパー視点とそうでないとやっぱり違うもんだな、というのが大きかったかな。どうやって中身をいじろうか、と考える人とそうではない人とでは、着目する所が変わってくるんだろう。もちろん、共通して気になる部分、たとえば実際の通信プランがどうなるのか、とかもあるのだけど。

 一部では不評だったらしいiPhoneデベロッパー紹介が長かった件についても、私は楽しかったけれどね。それぞれのデベロッパーがiPhoneをどんな物としてとらえているのか、というのが見えて。
 そのあたりは、帰ったらいずれゆっくりとまとめてみようと思う。

 やっぱり来て良かったな。考えてみたら、iPhoneのアプリって700円くらいで売って、1000人くらいが買ってくれれば五十万くらいの売り上げになるので、楽勝で参加費用がでるじゃないか(笑)
 よし、希望が出てきたぞ。

タグ : アップル

It's Over

終わってしまいました。
半ばは結構きつかったけれど、ある意味、プログラマーにとってのアルカディアみたいなイベントなので、終わってしまうとなるとやっぱり少し淋しいです。かなり充実した一週間だったなぁ、ってお家に帰るまでが遠足WWDCですね(^^;

来年も来たいな〜。次回は会社を説得して会社のお金で来るか、iPhone向けソフトで一発あてて旅費を作るか。……どっちもだめだったら、諦めて貯金しよう(結局また来るつもり(笑))

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最終日

始まったときには長いように思えたWWDCも今日で最後。結構あっという間に感じてしまうなぁ。
昨日は毎年恒例のビアパーティーが開催されました。やはり今年の参加人数を反映してか、凄い人の数。
DSCN0094.jpg

今ここに、爆弾が投げ込まれたらMacのソフトがあらからリリース延期になるであろう、なんて物騒なことを考えてしまった(笑)

最終日はセッションも少なく、時間も空きぎみなので、のんびりムード。私も一コマ目はパス。

さぼっちゃいました(^^:

 のっぴきならない理由により、今日はセッションをパスして、一日お休みにしてしまいました。プライベートで来てるから出来ることなのだが、SOLD OUTのチケットのことを考えると申し訳ないですね、これは。まあ、会社に来させてもらっているわけじゃなく、個人で来てるわけなので、そのあたりはまだいいのですが……聴きたいセッションあったんだけどなぁ。

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知恵熱が出そうです(^^;

 今日は二日目、iPhone関係を中心に回っている。午前中はまだいいのだけど、午後になると時差ボケ+内容がだんだん細かくなっていく+しゃべってるのが全部英語という三重苦できっついです(笑)

 ついてくのに必死。しかも結構大事なところで意識失っていたし……orz。後で復讐復習しとかないと。
 まあ、好きでやってる事だからねぇ。

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雪豹のことも忘れないで

 一日目のセッション終了。早起きして並んだ上、時差ボケが抜けきれていないので、今日は正直、かなりきつかった(^^; 午後のセッションでは何度か意識を失ってました(^^;
 キーノートはほとんどiPhone一色で、ほとんどスルーに近い扱いであったけれど、次期Mac OSX、コードネームSnow Leopardも発表になってはいるので、忘れないように(^^; とはいえ、キーノート以外は機密扱いなので、詳しいことは何も言えないのであった(^^; 派手さはないけど、開発する上では面白そうな話も結構あるんだが、本番は明日からという感じ。

 iPhoneは、おサイフケータイにならないとか、今の日本の携帯と比べると入ってない機能が色々あるけれど、あれは携帯電話じゃないから(笑)
 常時インターネット接続が可能で、その上電話がかけられるカメラ付きのiPod Touchが、二万とか三万で買えるって思うと、安くないですか?(Max $199って言っていたから、へたすると二万を切る可能性も....)

 というわけで、私は人柱になることを決めた。思ったより早く来たな〜。

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実は



こんなのに来てます。
キーノート待ち、朝6時なんてありえな〜い。とか思いながら行ってみたら、すでに結構な列が(^^;
先頭は昨日の夜からだそうで。

あとだいたい二時間半は待つのか……。

いつかどこかで見たような景色

 小ネタ0606。 - 黙然日記こちら経由で、
 「【正論】森本敏 「クラスター禁止条約」参加に反対」コラむ‐オピニオンニュース:イザ!
 こんなのを読む。

 私は、どうもこのクラスター爆弾の話を聞くと、こいつを思い出すんだよね。
ワシントン海軍軍縮条約
 実際に、相手が軍事力を使って侵攻してきたとき、それを物理的に押しとどめることが出来るのは軍事力しかない。というのは確かにその通りである。この軍縮会議が行われた当時、アメリカは仮想敵国であったし、戦艦に対抗できる兵器は同じクラスの戦艦のみと考えられていた。
 そうであるとすれば、対英米7割の戦艦がなければ阻止力としては不足する、という日本海軍の主張は、その意味では正しい。では、日本が敗北した理由とは、このときに条約に加盟して充分な阻止力を構築できなかったからであるかといえば、そんなわけはない。
 無理矢理保有枠に押し込んだ「陸奥」を初めとして、日本軍の所有していた戦艦のほとんどはろくに役に立ってはいない、なんてのは実は枝葉のことである。日本海軍は個々の艦艇の能力を上昇させたり、不足する分については巡洋艦や空母などの補助艦艇で補おうとしたりと、この条約の範囲内で阻止力を構築しようとした。その後の、ロンドン軍縮によって補助艦艇に対しても制限が加えられることにはなるのだが、彼等の努力はある程度成功に終わったと言ってもいいと思う。アメリカが艦隊決戦を企てて太平洋を侵攻してきたときに、これを迎え撃つ戦力としては評価してもいいだろう。なにしろ奇襲とはいえ、一時はアメリカ太平洋艦隊を壊滅に追い込んだわけだし。

 じゃあ、この阻止力、実際に国防に役に立ったかというと、これがまるっきり。はっきり言って艦隊決戦のことしか頭に無かった連合艦隊は、艦艇も組織も”敵艦隊を撃滅する”ことに特化されすぎていて、船団護衛のことは頭に無く、持久戦になったことで重要さを増した船団護衛には全然役に立たない。逆に護衛部隊の足をひっぱることすらしてる。

 軍人が物理的な阻止力を過大評価しがちだというのは、立場としてはわかるのだが、それが有効なのは想定していた局面に当て嵌まる場合のみ、ということを理解しておかないと逆に危ないだろう。で、私はクラスター爆弾が有効な局面――正規軍による上陸侵攻作戦、なんてのが、もっとも憂慮されるべきとは思えないんだけどね。それこそ太平洋戦争当時の”米艦隊が堂々と隊列を組んで殴り込んでくる”なんて状況が考えられない以上に、ありえないんじゃないかと。

 ……もうちょっと書きたいことはあるのだけど、それはまた別途。

 

ウルトラマンティガ 第二十八話「うたかたの……」

 放映当時、ファンの間で賛否両論あったエピソード。


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タグ : ウルトラマン

星空のバラード/真夏竜

 今、ファミリー劇場で再放送中のウルトラマンレオの挿入歌。歌っているのはレオに変身する主人公・おおとりゲンを演じた真夏竜である。
 ウルトラマンレオは、他のウルトラマンたちとは違いM78星雲生まれではない。そして彼の故郷である獅子座L77星は、他の宇宙人によって滅ぼされてしまっている。つまり彼は戦禍を免れ難民として地球に遣ってきているわけだね。
美しいあの星は 二度とは見えぬ
暗い彼方へと 消えて行った

 星空を見上げて望郷の念に駆られるというのは、普通の人でもある話だけど、彼の場合はちょっと違う。故郷が失われてしまって、もう戻ってこない事を思い知らされてしまうことでもあるのだ。

 そして、第二の故郷である地球でも過酷な戦いを続ける事になる、終盤なんかものすごいことになるし。
 ……ウルトラマンたちのなかでも、一番厳しい運命にあった人なのではないだろうか。

作詞:阿久 悠
作曲:川口 真

タグ : ウルトラマン

ウルトラチャンネル

 iPhoneのキャリアがソフトバンクに決まった……ということよりも、こっちのほうが気になったりして。
 円谷プロダクション公式Webサイト: 『ウルトラチャンネル@YouTube』開設 動画の無料配信を開始!

 とりあえずの10本、懐かしのシリーズの第一話がいつでも見られる。今、ウルトラマン見てるけど、みんな若いなぁ(笑)ムラマツキャップ=小林 昭二ってまだ30代はじめなんだよね。

タグ : ウルトラマン

科学は間違える

 それも、わりとしょっちゅう。そして時には致命的に。

 スティーヴン・ジェイ・グールド氏の「パンダの親指」には、その典型的な例が幾つか紹介されている。そのうちの一つは、ピルトダウン人の化石捏造事件である。人の頭骨にオランウータンの下顎をつなぎ合わせたという、細工としてはベタなものだが、ヨーロッパ人は知能の発達した祖先から進化したという予見を裏付けるものとして、信じられてしまった。
 科学者といえども当時の西ヨーロッパにおける人種差別的な文化の影響から逃れられなかったという証拠でもある。だが、もちろん現代の日本人がこれを笑うことができるわけがない。記憶している人も多いであろうが、旧石器捏造事件と驚くほど酷似している。

 また、グールドが紹介しているもう一つの例、頭の大きさと知能の発達についての研究もまた、同じような印象を受ける。彼等は脳のサイズについて多くのサンプルを集め、それらの統計から、男性は女性より、白人は他の有色人種よりも、それぞれ知能に優れている、という結論を導いている。これもまた笑えない。脳のサイズなどという単純な指標はさすがに使われなくなっているものの、性別や人種による知能の生物学的な優劣という話は、現代でも時々よみがえってくる。

 こういった”科学的な成果”(なにしろ、名の知れた科学者によって権威付けされたりすることさえあるのだ)をありがたがって受け入れることは、時に有害で危険ですらある。

 さて、ここまで紹介した”間違った科学”というもの、結論に至るまでのプロセスがニセ科学と呼ばれているものによく似ているのだ。証拠の捏造と言う派手なルール違反があるとは限らない、得られたデータの恣意的な解釈や文化的な偏見から来る誤った仮説と言った特徴もよく似ている。本来それほど遠く隔たってはいないものなのだろう。

 つまりだ、科学が信用できないといいながら、ニセ科学に近づくのは意味がない。ニセ科学と言うのは、科学の最もダメな部分を真似たまがい物であるのだ。
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